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母乳の悩みといえば「出が悪い」だと思ってた…私が予想外に苦労したこと

母乳育児にまつわる悩みは人それぞれ。今回は、「母乳をうまく飲ませられない」悩みを抱えたママが母乳育児を軌道にのせるまでの体験談を紹介しています。

授乳

 

1人目を出産してから産後2カ月まで、母乳は十分に出るのに赤ちゃんがうまく飲めない状態が続き、とても苦労しました。うまく飲ませられるようになるまでの約2カ月、母乳育児に関する悩みをどのように乗り切ったか、当時のエピソードをお話しします。

 

私だけうまく授乳できない

私が出産したクリニックは、母子別室制でした。授乳の時間になると授乳室で一斉に授乳するというスタイルで、同じ時期に出産した方が常時5~6人はいる状態です。出産翌日の授乳から胸が張りカチコチになっているせいか、わが子が乳首をうまくくわえられず、母乳を飲み始められない状態が続きました。

 

他のママは赤ちゃんにおっぱいを吸わせて泣き止ませることができているのに、私はうまく飲ませられないので、わが子だけが授乳室でずっと泣いています。周りと比べる必要はないとわかっていながらも、どうして私だけできないのだろう⋯⋯ととても落ち込みました。

 

助産師さんに相談するが……

授乳のたび助産師さんに赤ちゃんが吸い付きやすい姿勢を教えてもらったり、授乳の補助をしてもらったりしていたのですが、どうしても母乳を飲み始めるまでに20分ほどかかってしまいます。

 

私の乳首や赤ちゃんの口の形が特別「授乳しにくい」というような問題もなく、「ママも赤ちゃんもとにかく慣れるしかないかもね」とのことでした。入院中は助産師さんに助けてもらいながらなんとか授乳をしていましたが、結局自分だけでは授乳がうまくできない状態のまま退院の日を迎えました。

 

不安を抱えたまま退院……

退院後は突然スムーズに授乳できるようになるわけもなく、助けてくれる助産師さんもいません。授乳の時間になり、赤ちゃんが乳首を吸い始め母乳を飲み始めるまでに15分~30分ほどかかります。そこから授乳時間が15分程、そして寝かしつけというサイクルであっという間に1、2時間が経ちます。それを昼夜問わずですから、私は精神的にも肉体的にも疲れ切ってしまいました。

 

母乳の出が悪いということであれば、すぐにでもミルク育児に切り替えられたのですが、母乳はよく出ているためどうしても完全母乳で育てたい思いがありました。

 

授乳のプロに相談してみたら

その後、ワラにもすがるような思いで母乳マッサージを受けました。母乳の出はまったく問題なかったのですが、授乳に関して相談するためです。「母乳が勢いよく出すぎて赤ちゃんが飲みにくい」「赤ちゃんがおなかを空かせていると、落ち着いて乳首に吸い付けない」という可能性から、「まず搾乳して哺乳瓶で少し飲ませてから、直接授乳する」方法を提案されました。

 

搾乳の手間はありましたが、この方法だと直接授乳がとてもスムーズで、精神的なストレスが減ったのでした。それから2カ月ほど経つと哺乳瓶で授乳する必要がなくなり、最初から直接授乳できるようになったのです。

 

 

産前、私は母乳育児に関するトラブルと言えば「母乳の出が悪い」ということしか知りませんでした。当時、「母乳の出を良くする方法」に関する情報が多くありましたが、乳首をうまくふくませられない場合にどうしたら良いかという情報にはたどり着けず、とても悩みました。私の場合は、母乳育児のプロの方に相談することで私と赤ちゃんに合った方法が見つかり、本当によかったです。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

監修/助産師REIKO


著者:幸村あゆ

5歳と2歳の兄妹の母。販売職、事務職を経て現在は子育てをはじめとする様々なジャンルの記事を執筆。子ども服やママファッション、インテリア、整理収納を研究するのが趣味。

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