「ショボい弁当」同僚の嘲笑…そこに美人社員が
そんな同僚が今、猛アピールをしているのが、最近別の部署から異動してきた美人社員のAさん。実はAさん、うちの会社の社長令嬢なのですが、特別扱いされるのを嫌がって身分を隠し、一社員として働いています。
そしてもうひとつ、周囲が知らない秘密がありました。私の裏方のような地味な仕事ぶりを見てくれていたAさんからのアプローチで、実は極秘で交際しています。
ある日の昼休み。私がデスクで弁当箱を開けていると、同僚がニヤニヤしながら近づいてきました。今日のお弁当は、Aさんが早起きして作ってくれたもの。卵焼きにウインナーなど、家庭的で大好物ばかりが詰まった愛情弁当です。
しかし、それを見た同僚はオフィスに響き渡るような大声で笑い出しました。「なんだそのショボい弁当。女の手作りっぽいけど……彼女のレベルが知れるな」「そんなもん食べてるから出世できないんだよ」
私は反論するのもバカらしく、適当に聞き流していました。するとそこへ、同僚の意中の相手であるAさんが通りかかったのです。
手作り弁当を笑う同僚…美人社員のひと言に青ざめ
Aさんの姿を見つけた同僚はすぐさま声のトーンを変え、猫撫で声で話しかけました。「あんな貧乏くさい飯を食う奴は放っておいて、俺と近くにできたイタリアンへランチに行きませんか?」
自信満々にスマートさをアピールする同僚。しかし、Aさんは冷ややかな笑みを浮かべ、手に持っていたかわいらしい柄のお弁当包みを持ち上げました。
「貧乏弁当作ってきたので、結構です」
「……え?」
状況が飲み込めず、ポカンとする同僚。すると、彼女はすかさずとどめの一撃を放ちました。
「彼が食べているその貧乏弁当を作ったのは私です。あなたとは味覚が合わないようなので……ランチには行きません」そう言うと、Aさんは私の隣の席に座り、自分のお弁当箱を開け始めました。
完全フリーズした同僚…自業自得の結末
「え……? 嘘だろ……?」
同僚は顔面蒼白。自分が散々バカにした弁当を作ったのが、自分が狙っていた高嶺の花のAさんであり、さらに彼女が私と交際しているという事実に、完全にフリーズしていました。
その後、同僚の「人に対する態度がひどい」「モラハラな面がある」といった彼の本性が上司の耳にも入り、大口の案件を任されることはなくなり、今はおとなしくしています。
一方、私たちは交際が周囲に知られたことで別の部署にはなりましたが、お付き合いは続いています。見栄や表面的なことにとらわれない彼女のことを、これからも大切にしていきたいと思います。
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誰かを見下すような言動は、思わぬ形で自分に返ってくることも。人としての誠実さや思いやりを大切にすることが、信頼関係や良いご縁につながるのかもしれませんね。
【取材時期:2026年2月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。