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「生理が重いだけだと思っていた」20歳で直面した手術の決断。診察室の隙間から見えた足に震えた理由

20歳になったころ、生理の重さや下腹部の違和感が、これまでとは明らかに違うと感じるようになりました。日常生活の中でもその違和感のせいか、どこか不安を覚えることが増えていました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師沢岻美奈子先生
沢岻美奈子 女性医療クリニック院長

医療法人社団 沢岻美奈子女性医療クリニック理事長。産婦人科医。 2013年神戸で婦人科クリニックを開業。女性検診や、更年期を中心としたヘルスケア領域が専門。心身の不調が特徴的な更年期の揺らぎ世代の女性を統合医療による全人的なサポートをおこなっている。
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告げられた診断と手術の決断

生理が次第に重くなってきたことが気になり、20歳のときに受診した結果、子宮内膜症(しきゅうないまくしょう/本来は子宮の内側にある内膜に似た組織が、卵巣など子宮以外の場所にでき、炎症や痛み、腫れなどを引き起こす病気)による「チョコレート嚢胞(のうほう)」と診断されました。これは、子宮内膜に似た組織が卵巣にでき、古い血液がチョコレート状にたまって腫れてしまう病気だそうです。

 

医師の口から病名を告げられましたが、正直なところすぐに実感が湧かず、説明を聞きながらも頭の中が追い付かない感覚でした。腫瘍が大きく、翌年には大学病院で手術を受けることが決まりましたが、気持ちは置き去りのまま時間だけが過ぎていきました。

 

診察室で広がった戸惑い

診察が進むにつれて、診察室にいる人が少しずつ増えていきました。複数の医師や医療従事者が出入りする様子を見て、状況がよくわからないまま戸惑いが募っていきました。治療のためだと自分に言い聞かせながらも、落ち着かない気持ちが消えませんでした。

 

 

診察台で感じた言葉にできない不安

診察台に横になり、カーテンが引かれると、その下の隙間からたくさんの足が見えました。通常の診察ではあまり目にしない光景に、思わず息をのみました。診察を受けているはずなのに、周囲の視線を強く意識してしまい、自分が研究の対象になっているかのような心細さを感じました。何かを言える雰囲気でもなく、不安を抱えたまま、その場に身を任せるしかありませんでした。

 

まとめ

20歳という若さで突然の手術宣告、そして多くの医師に囲まれる診察は、当時の私にとって耐えがたい不安でした。あのとき、もし自分の体に起きていることをもう少し自分自身で理解しようと努めていたら、あんなに「流されるだけ」の感覚にはならなかったかもしれません。

 

体の違和感は、体からの大切なサインです。早く受診することはもちろん、医師の説明に納得できるまで向き合うことが、結果として自分自身の心を守ることにつながるのだと、この経験を通して学びました。

 

【沢岻先生からのアドバイス】

子宮内膜症やチョコレート嚢胞は、20代の若い女性にも決して珍しくない疾患です。生理痛が年々強くなる、市販の鎮痛剤が効きにくくなるといった場合は、我慢せずに婦人科を受診してください。 また、大学病院などの教育機関では、次世代の医師育成のために複数の医療従事者が診察に立ち会う「見学診察」がおこなわれることがあります。もし心理的に負担を感じる場合は、事前に「少人数で診察してほしい」と希望を伝える権利が患者さんにはありますので、遠慮なく相談してみましょう。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:沢岻美奈子先生(沢岻美奈子 女性医療クリニック院長)

著者:三上しょう子/50代女性・主婦

イラスト:はせがわじゅん

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)

 

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