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「この子は褒めて育ててるの!」義姉の叱らない育児で姪が大暴れ→見かねた母が預かった結果、激変!?

ある日、近くに住んでいる兄から慌てた様子で連絡がありました。聞けば、義姉が急なめまいと吐き気で動けなくなってしまい、病院に連れていくため、5歳の姪を数時間だけ預かってほしいとのこと。

私は子育ての経験がなく、正直少し不安でした。それでも、困っている兄夫婦の役に立てるならと思い、姪を預かることにしました。
ところが、その判断をすぐに後悔することになったのです……。

姪は家に来るなり、「お菓子食べたい!」と言いました。私は用意しておいたプリンを出しました。


ところが姪は、「違う! 別のお菓子がいい!」と言って、プリンを床に投げ捨ててしまったのです。私が「プリンしかないよ」と言うと、泣きながら暴れ始めました。

 

兄夫婦は子どもの言いなり?

何を言っても大声で泣き続けるので、私は困り果てて兄に電話をしました。

 

すると兄は、「悪いけど、スーパーで好きなお菓子を買ってあげてくれないか。好きなものを食べるまで機嫌が直らないんだ」と言いました。

 

家でも似たようなことがよくあるそうで、兄夫婦は姪の希望をできるだけ叶えるようにしてきたのだそうです。

 

私は驚きながらも、泣き続ける姪を落ち着かせるためにスーパーへ向かいました。すると姪は、次々とお菓子を買い物かごに入れ始めたのです。

 

「こんなに食べられないから、少し減らそうか」

 

そう声をかけた途端、姪は床に座り込んでまた泣き始めてしまいました。結局、姪が選んだお菓子をそのまま買うことに。

 

再び家に戻っても、まったく状況は変わりませんでした。姪は、私が作ったごはんにはほとんど手をつけず、お菓子ばかりを食べようとするのです。

 

途方に暮れた私は、再び兄に電話をしました。すると、ちょうど義姉の受診が終わったということで、兄がすぐに迎えに来てくれることになりました。
 

 

義姉の方針は「叱らない育児」

「預かってくれて、ありがとう」

 

兄の顔を見たとき、私は心の底からホッとしました。義姉はまだ少し顔色はすぐれないものの、病院で処置を受けたことで、姪の面倒を見られるくらいには回復したようです。

 

私は兄夫婦に、先ほど買ったお菓子をすべて手渡そうとしました。すると姪が突然、「いらない!」と言って、お菓子を私の手からはたき落としたのです!

 

私は思わず、「何するの! 食べものを粗末にしちゃダメでしょう」と注意しました。

 

私から顔をそむける姪。「また泣くのかな……」とヒヤヒヤしていると、先に義姉からきつい口調でこんな言葉が飛んできました。

 

「ちょっと、勝手に叱らないで!」

「この子は褒めて育ててるの! うちにはうちの教育方針があるんだから、余計なことしないでよ!」

 

一歩前に出た義姉の後ろで、兄は少し困った表情をしていました。どうやら、兄はこの義姉の教育方針には戸惑っているようでした。

 

兄は私だけに聞こえるように、「また、夫婦で話してみるよ。本当に今日はありがとうな」と言い残して、ふくれっ面の姪と眉間にしわを寄せた義姉を連れて帰っていきました。

 

 

育児の大ベテランである母によるしつけ

それから数週間後。義姉の体調が悪化し、今度は入院することになってしまいました。

 

兄から私のもとに再び連絡があり、「2週間ほど、姪を預かってもらえないか」と言われましたが……先日の一件で、私はすっかり自信をなくしていました。

 

そこで、私たち兄弟は母に相談することに。兄から義姉の体調のことを、私から姪のわがままっぷりを聞いた母は、頼もしくこう言ってくれました。

 

「それなら、私が孫の面倒を見てあげる。ただし、私のやり方で任せてもらうよ!」

 

姪は最初、実家でも泣いて暴れていました。様子を見に来ていた私はおろおろするばかり。

 

しかし母は慌てることなく、「泣けば思い通りになると思っているのね。まずはそれが通用しないことを覚えてもらわないと」と言って、落ち着いて姪に向き合っていました。

 

姪が泣いてもすぐに要求を聞くことはせず、きちんとごはんを食べたり、後片付けをしたときには大げさなくらいに褒める。そんな母と一緒に暮らすうちに、姪は少しずつ落ち着いていったのです。

 

 

1週間もすると、自ら進んで片付けたり、母の手伝いを申し出たりするようになりました。その姪の変化は、私だけでなく、兄、そして退院した義姉も驚かせることとなったのです。

 

兄夫婦が実家に姪を迎えに来た日、私は少し遅れて実家に行きました。姪は私を出迎えると、「こんにちは」ときちんとあいさつし、リビングに案内してくれて、母に教わったのか冷たいお茶を運んできてくれました。

 

その様子を見て、兄夫婦はとても驚いていました。母はほほ笑んで、2人にこう話しました。

 

「子どもの思い通りにさせることを『叱らない育児』とは言わないよ。感情的になるのはダメだけど、叱るときは叱る、褒めるときは褒める。メリハリが大事なの」

 

「怒らなくて済むから親はラクかもしれないけど……それで将来困るのは、この子自身だよ」

 

兄夫婦は母の言葉を聞いて、静かにうなずいていました。

 

その後、姪は兄の家に戻ってからも、以前のようにわがままを言うことは減ったそうです。

 

母の言う通り、子どもを大切にすることと、甘やかすことは違います。子どもが安心して成長できるよう、大人がしっかり向き合うことが大切なのだと、今回の出来事で改めて感じました。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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