実家を自慢する彼氏
A男のやさしさに惹かれて交際を始めた私。しかし付き合っていくうちに、彼の言動に引っかかることが増えていきました。
デート中、仕事の話になると「俺はいずれ親父に代わって社長の座を継ぐからさ。最近も忙しくて大変なんだよね。君はフリーランスだから気楽でいいよね〜」と見下してきたり、「俺の実家はけっこうな豪邸だけど、君の実家はどんな感じ?」とマウントを取ってきたり。私が悩みを相談しても寄り添ってくれる様子はなく、だんだんと会話も減っていきました。
そんな状況の中、なぜか突然A男からプロポーズが。
結婚願望があった私は、思わずうなずいてしまったものの、心の中は迷いでいっぱい。「なんだかやけに結婚を急いでいるような?」という引っかかりもありました。そこで、実家に帰省したタイミングで、母に相談することにしたのです。
彼には何か裏がある?
実家に着くと、母はすぐに私の異変に気づいて「どうしたの? そんなに眉間にしわを寄せて。何か悩みごと?」と聞いてくれました。
私は、A男が結婚を急いでいることや、やたらとお金の話をしてくることなど、婚約への不安を打ち明けました。「実は、プロポーズされたときに彼が『これで全部安心だ』ってつぶやいたの」と伝えると、母は深く考え込んでいる様子。
そこへ父が帰宅し、私の悩みを真剣に聞いてくれました。そして、「裏があるか調べたほうがいいかもな」という父の提案で、探偵にA男の身辺調査をしてもらうことになったのです。
2週間後。父から渡された調査報告書を見て、私はがく然としました。このとき、私は彼との婚約破棄を固く決意したのです。
義実家訪問で真実が明らかに
真実を知った私は、あえて結婚話を進めるふりをしました。
何も知らないA男は「来週、うちの実家に行かない? 母さんが君に会うのを楽しみにしているんだ」と浮かれ気味。「結婚式はあとでいいからすぐに籍を入れようよ」とまで勝手に宣言する始末です。「まだ私の家族にあいさつもしていないのに、そんなに急ぐ必要ある?」と突っ込んでも、A男はまったく動じません。
そして1週間後、A男の実家へ向かいました。着いた先は……どう見ても豪邸とはほど遠い、ボロボロのアパート。
部屋に招き入れてもらったあと、彼の両親を前に、私が「豪邸だと聞いていたので正直びっくりしました」と伝えると、A男は視線をそらし、「実は家業がうまくいかなくて、借金があって」とカミングアウト。すると、彼の両親はすかさずフォローに入り、泣き落としのごとく、家業が倒産して苦しい生活を送っていると語り始めたのです。
平穏な日常へ
「私、全部知っていました。家業が倒産したことも、お金に困っていることも」
「だから結婚を急いだんだよね。借金を返すためにうちを当てにしてたから、『これで安心』って言ったんでしょ?」
笑顔でそう突きつけ、私はきっぱりと婚約破棄を宣言しました。A男は驚きながらも慌てて言い訳をしますが、私は「下手したら結婚詐欺よ」と冷たく言い放ち、彼の実家をあとに。
その後、A男との婚約は正式に解消されました。もしA男が最初から正直に話してくれていたら、結果は違ったのかもしれません。ただ、私や家族を利用するつもりだったのなら、どのみち一緒にはなれなかったと思います。
A男との破局後、私はしばらく実家で過ごすことに。仕事に集中できる環境が整ったからか、おかげさまで依頼が増えてきて、最近はフリーランスの仕事が少しずつ波に乗ってきています!
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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