FTS(超音波マーカー検査)の検査結果は異常なし!
kikiさん夫妻はホッと胸をなで下ろしますが、当時はコロナ禍のまっただ中。いつ起こるかわからないつわりへの不安にマスクの息苦しさが重なり……?
エコー写真のわが子に歓喜した数日後、まさかの出来事が…!?
























車内の混雑と蒸し暑さ、さらにはマスクの息苦しさも重なり、意識はもうろう……。
優先席を必要とする人への気づかいからマタニティマークを隠しながら耐え続けたkikiさんでしたが、バスを降りようとしたその瞬間、ステップを踏み外し、転げ落ちてしまいます。
とっさにおなかを庇い、身を挺して地面に叩きつけられたkikiさんは、全身にケガを負ってしまいました。しかし幸いにも、搬送先の病院で元気に動く赤ちゃんの姿が確認できたのです。わが子の無事に、kikiさんは心から安堵したのでした。
混雑したバスや電車の蒸し暑さや息苦しさ……。妊娠中ではなくとも、その空気に気分が悪くなってしまった経験のある人もいるのではないでしょうか? 特に妊婦さんとなれば、おなかの赤ちゃんと一心同体。さらに妊娠中は初期に限らず、ホルモンバランスの変化や貧血、脱水、血圧の変動等を理由に、めまいが起こりやすい状態にあります。
そのため、体に負担のない移動手段を選ぶほか、医師や勤務先に相談し、「通勤緩和の措置」を視野に入れることも大切。措置の例としては時差通勤や勤務時間の短縮、作業の制限や休業などが挙げられ、医師等から通勤緩和の指導があり、妊娠中や出産後の女性が申し出た場合には、事業者は女性が医師等から受けた指導を守れるよう、通勤緩和の措置を講じなければならない、と男女雇用機会均等法によって定められているのです。
とはいえ、自分が予期していた以上の体調不良に見舞われることもありますよね。そして、妊婦さんが公共機関等を利用する際に身に着け、周りの人が妊婦さんへの配慮を示しやすくするために始まったのが「マタニティマーク」の取り組み。このマークは2006年3月、厚生労働省によって制定・発表されました。
こども家庭庁によるマタニティマークの公式サイトでは、マークを身に着けることをためらった経験のある妊婦さんの声を紹介しているほか、そうした声を受け、「マタニティマークの『意味』を正しく理解してもらい、妊婦さんへの思いやりや、ちょっとした心づかいなど、社会のやさしいつながりを実感できる取り組みとして、これからもマタニティマークの周知をおこないます」と表明しています。
実はマタニティマークはさりげなく進化し、2024年には「多胎児版が欲しい!」との声から、ママと一緒に双子や三つ子の赤ちゃんが描かれたバージョンも誕生! そんなふうに公的機関もさらなるマタニティマークの利用促進や周知に向け、尽力しています。こうした周知が進み、誰もが前向きに、そして気兼ねなくマタニティマークを身に着けられるやさしい社会になってほしいですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:関根直子(助産師)
kiki