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「家族へのイライラが止まらない」産後うつでの薬の増量に絶望した私を救った医師の真意【医師監修】

パニック障害と産後うつで心療内科に通い始めて数年。夫や子どもにイライラしてしまうことを医師に話すと、薬を増やす提案をされました。薬を飲まない生活を目指していた私はショックを受けたのですが、医師のある言葉で大切なことに気付くことができて……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師駒形依子 先生
産婦人科 | こまがた医院院長

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
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夫と子どもにイライラしてしまう…

パニック障害と産後うつで心療内科を通院する女性

 

 

パニック障害と産後うつで心療内科を通院する女性

 

数年前に、心療内科でパニック障害と産後うつであると診断されました。それからずっと、私の体調の変化に合わせて薬の種類と量を調節しながら通院を続けています。薬を飲まない生活に戻ることを目的に治療してきたつもりでした。

 

しかし、医師に夫や子どもにイライラしてしまうことを話すと薬の量を増やすことを提案され、ショックを受けました。ですが薬を飲んで2日ほどたつと、イライラする心が落ち着き、安定してきたのです。

 

ただ、私はそれを手放しでは喜べず、「薬のおかげだと思うと少し怖いような気もする」と心療内科の医師に伝えたところ……。「薬を飲めば落ち着くことがわかったというのが、今は良いことだと思いますよ」と言われてハッとしました。今まで私はそんなふうに考えたことがありませんでした。

 

薬を減らすこと、飲まない状態になることが治療のゴールだと思っていたからです。医師の言葉で、自分自身が穏やかに毎日を過ごせることが一番良いことなのではないかと気付くことができました。

 

 

カウンセリングを期待できるように

医師に「本来のあなたは穏やかな性格だと思いますよ」と言われ、そうだ本来の私は穏やかなほうだったと思い出しました。そこから夫や子どもにイライラしてしまうことに対してカウンセリングを勧められました。

 

カウンセリングは過去に受けたことがあるのですが、そのときはあまり変化を実感できず途中で通うのをやめました。でも、今は私自身の治療に対する考えも変わったので今回は期待しています。

 

以前は、薬を飲まない生活に戻りたい、カウンセリングで何が良くなるのかわからないという状態でした。しかし今は、薬を飲みながら心を安定させて、カウンセリングではイライラしてしまう家族のことを話せば良いのかなと考えています。カウンセリングを勧められるほど悪い状態なのかとショックでしたが、今では良くなるための方法の一つだと捉えています。

 

精神を安定させるにはセロトニンが必要

医師いわく、セロトニンを意識することで心が穏やかになりやすくなるとのこと。ネットでも検索してみると、セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれ、精神の安定に深く関わっている脳内物質だということでした。増やす方法を調べた中で、私が実践できそうなことは、バランスの良い食生活をする、日光を浴びて15分ほど散歩するという2つでした。

 

簡単なことですが、私には意識しないとおろそかになる部分です。精神を安定させるためには、健康な体が必要なのだと思いました。薬と同じようにできそうなことから無理のない範囲で実践していき、自分に合う手段を見つけていこうと思います。

 

まとめ

「薬を減らすこと」だけをゴールにしていたころは、薬が増えることに絶望感もありました。しかし、大切なのは薬を飲まないことではなく、自分が穏やかに、家族と笑って過ごせる状態を作ることなのだと気付けました。

 

医師からのアドバイスで始めたセロトニンを意識した生活も、自分の体と心に向き合う良いきっかけになっています。今は、薬やカウンセリング、そして日々の習慣という複数の支えを味方につけて、焦らず一歩ずつ進んでいこうと前向きな気持ちです。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:駒形依子先生(こまがた医院院長)

著者:竹林 れいこ/40代主婦。電化製品好きな夫、保育園児の子ども2人、猫と暮らしている。コーヒーと美容家電が好き。

マンガ:山口がたこ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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