還暦祝いの手料理をごみ箱へ捨てた義母→普段は温厚な夫が!?

私は30代の兼業主婦です。夫と二人で、穏やかな毎日を送っていました。しかし、近所に住む義母がとんでもない人なのです。
義母は、相手の話を聞くよりも、自分の意見を一方的に述べることが多い人でした。私が話し始めると必ず途中で話を遮り、自分の話ばかりします。
私たちの暮らしに口を出す義母
義母は、結婚後の私たちの生活について、たびたび口を出してきました。
「これから仕事はどうするの?」と聞かれ、私は「仕事は続ける予定です。夫とも話し合っています」と答えました。
しかし義母は「専業主婦になりなさい。じゃないと、息子の給料が低いと思われるじゃないの!」と強い口調で反対しました。
その理由は、近所の人たちに裕福な家庭だと思われたいからとのこと。義母は、自身の価値観が正しいと疑わず、私たち夫婦の意向よりも体裁や見栄を優先します。
もっとも、夫にとって義母はただ一人の肉親です。温厚な性格の夫は、これまで義母の言動を深く受け止めず、聞き流して育ってきたといいます。私自身も、できるだけ距離を保ちながら接しようと考えていました。
「貧乏飯は処分」と料理をごみ箱へ
転機となったのは、義母の還暦祝いの日でした。
私は夫に義母の好物を聞き、心を込めて手料理を用意しました。
しかし、料理を見た義母は不満そうな表情を浮かべ、「これでお祝いのつもり?」と言いました。そして、料理をそのままごみ箱に捨てたのです。
「私の還暦祝いよ? もっと豪華にすべきでしょ? こんな貧乏メシは処分よ!」
私はショックと怒りで手が震えました。悔しさと悲しさで胸がいっぱいになりましたが、その場では何も言えませんでした。
いつもは温厚な夫が
続けて義母は、「お寿司でもとってちょうだい。罰として、あなたの分は無しよ」と言いました。そのとき、普段は穏やかな夫が静かに口を開きました。
「母さん。二度とうちに来るな」
「今日で縁を切るから。もう仕送りもしない。連絡も取らない」
義母は慌てて「冗談よ」と笑いながらごまかしましたが、夫は真顔のまま。言い逃れできない状況に気付き、それまでの強気な態度を一変させ、言葉を詰まらせました。
いつもは自分の意見を押し通してきた義母が何も言い返せずに立ち尽くす姿を見て、私は初めて「守ってもらえた」と感じました。
その日、義母には帰ってもらいました。
ようやく訪れた穏やかな毎日
それから私たちは、私の実家近くの隣県へ引っ越しました。義母に文句や嫌味を言われ傷付けられることのない平穏な日々に幸せを感じています。その数カ月後、妊娠が判明し、無事に子どもを出産しました。今は両親の手を借りながら、夫と子どもと子育てに励んでいます。
◇ ◇ ◇
家族であっても、相手を傷つける言動まで受け入れる必要はないのだと、この出来事を通して学びました。自分たちの生活と心を守るために、距離を取る選択もまた、大切な判断なのだと思います。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
1つ目のエピソードでは、還暦祝いの席で起きた出来事。心を込めて用意した料理を、義母がまさかの行動で台無しにしてしまいます。
しかし、次のエピソードでは状況がさらに陰湿に舞台は義弟の婚約祝い。家族が集まる席で、義母は嫁だけを露骨に除け者にする行動に出るのです。祝いの席で起きたその振る舞いは、やがて思わぬ形で義実家の問題を表に引きずり出していきます。
義弟の婚約祝いで除け者に…帰宅すると婚約者の女性から連絡!義実家が窮地に

私は義母に呼び出され、開口一番「次男がついに結婚するのよ」と弾む声で告げられました。義母は興奮気味に、相手がいかに素晴らしい家柄の令嬢であるかを語り、「長男のように結婚で失敗しなくてよかった」と笑いながら言ったのです。私は思わず「夫は結婚に失敗していません」と反論しましたが、義母は「大失敗よ。あなたみたいな人と結婚したんだから」と言い放ち……。
長男夫婦を見下し、次男を称賛する義母…
私は家庭の事情で大学には進学せず、高校卒業後すぐに働き始めました。そのことについても義母は「息子と釣り合っていない。一家の恥よ」と言ってきます。さらに義母は「長男の結婚を認めることはない。でも別れろとは言わない。もう諦めた」と言い、話題を次男の婚約に変えました。旅行で訪れたヨーロッパのレストランでプロポーズをしたこと、婚約者が良家の令嬢で名門大学出身であること、さらに父親がとある企業の取締役であることを、誇らしげに語ったのです。
そのうえで「次男のほうが優秀。長男より学業もスポーツも上だった」と繰り返し、「嫁の選び方もじょうず」と、私を再び非難してきました。私が「夫はエンジニアとして真面目に働いています」と反論しても、義母は「所詮は会社員。経営者の次男のほうが上」と一切耳を貸しません。最後に義母は「次男の婚約祝いをわが家で開く。親族全員で歓迎するから、あなたたちも出席して。失礼のないように」と言い放ちました。私は「わかりました」と答えるしかなく……。
婚約祝いの席で私の前に置かれたのは…
義実家で開かれた次男夫婦の婚約祝い当日。私は玄関先に身を隠していました。私の姿が見えないことに気づいた義母は、甲高い声で「ちょっと、なに不機嫌になってるのよ。早く戻ってきなさい。大事な婚約祝いなのよ!」と叫びました。私は平静を装い、「戻りません。私がいなくてもいいでしょう?」と伝えると、義母は眉を跳ね上げました。
「あなたみたいな人でも、ここにいる必要があるのよ。親族全員で歓迎しているように思わせないといけないの!」
「でも、私の食事だけ用意されていませんでしたよね?」
席に着いたとき、私の前には空の皿だけが置かれていたのです。
義母は鼻で笑い、「特上寿司を頼んだのよ。高いんだから、あなたの分まで買う余裕はないわ。残り物でも食べていればいいの」と言いました。「私だけ違うものを食べていたら、不自然だと思われますよ」と返すと、義母は「そのくらい上手く説明しておくわよ。あなたは生魚が苦手ってことにすればいいの」と、まるで大したことではないかのように片付けました。
この一言で、私は覚悟を決めました。「こんな冷遇を受けながら協力はできません。これ以上そこにいても惨めになるだけです。そちらの体面を保つために夫だけ置いていきますが、私は帰ります」すると義母は声を荒げ、「いい加減にしなさい!寿司を食べられないくらいで拗ねるんじゃないわよ!卑しい女ね!」と怒鳴りました。
私は毅然とした態度で「私にもプライドがあります」と告げました。すると義母は「安いプライドなんかどうでもいいわ。長男のおまけで呼んだだけなんだから、調子に乗らないで」と吐き捨てたのです。――やはり私は“おまけ”で、いなくても構わない存在なのでしょう。「失礼します」とだけ告げて玄関のドアに手をかけました。背後から「本当にかわいげのない女ね!せめて愛嬌くらい持ちなさい!」という声が響きましたが……私は夫に短いメッセージを送り、義実家を後にしました。
婚約祝いを退席した夜…ある人物から電話が
義弟の婚約祝いを途中で抜け出して帰宅した夜、スマホが鳴りました。発信者は夫の弟の婚約者――私にとっては義妹になる女性です。電話口からは心配そうな声で、「どうして帰ってしまったのですか?」「お義母さんは“体調が悪いから帰った”とおっしゃっていましたけど、具合が悪そうには見えませんでした。私が何か失礼をしたのでは」と問いかけてきました。
私はすぐに、義妹にはまったく落ち度がないこと、そして体調不良という義母の説明は事実ではないことを伝えました。
「では……やはり怒っていたんですか?」と尋ねられたので、「あなたにではなく、義母に対して怒っていた」と打ち明けました。そして「まあ、いろいろあるのよ」と濁して話題を変えようとしたところ、義妹は義母の態度に以前から違和感を抱いていたと打ち明けてくれたのです。曰く、義母は自分と話すときはやさしいのに、それ以外のときは急に表情が消える――その不自然さに戸惑っていた、とのことでした。私が驚いていると、義母のことをもっと知りたいから教えてほしいと頼まれました。
私は迷った末に、「義母も夫の弟も、あなたの実家の資産を当てにしていて、経営が思わしくない弟の会社を立て直す切り札にしようとしている」――そんな噂があることを伝えました。さらに、自分が義実家で受けてきた冷遇についても語りました。今日も私の分だけお寿司が用意されず、「残り物で十分」と言われたため、これ以上恥をかかされるまいと席を立ったことも話しました。
すると義妹は、「大の大人がそんな幼稚な嫌がらせをするなんて」と呆れながらも、私の境遇を心から尊敬すると言ってくれました。通話を終えてスマホを置いたとき、不思議と胸が軽くなっているのに気づき……。これまで義母の偏見に傷つけらてきましたが、夫にはほとんど報告せずにいました。けれど、頼もしい義妹という味方ができた今、心が晴れ晴れとするのを感じたのです。
「義弟の婚約者が…」義母から突然の連絡
しばらくして義母から連絡がありました。開口一番、「彼女に何を吹き込んだの!」と語気を荒げてきます。私は落ち着いて経緯を説明しました。――婚約祝いを早退した理由を尋ねられたので、私の分だけお寿司が用意されていなかったこと、そして義母が私を見下している事実を伝えただけだと。
すると義母は怒鳴るように、「婚約破棄すると言われたのよ!出資の話も白紙になるかもしれないのに、どうしてくれるの!」と責任を押しつけてきました。私は静かに、「すべてはお義母さんご自身の行いの結果です。軽蔑されて当然のことをしてきたのだから仕方ないじゃないですか」と答えました。義母は「私をまともじゃないと言いたいの?」と声を震わせましたが、私は淡々と「はい。最低です」と告げました。
さらに私は、義弟が彼女の実家の資産を当てにしていること、経営不振を隠していたことを指摘し、「親子そろって卑怯ではありませんか」と問いかけました。義母は「聞かれなかったから伝え忘れただけ」としどろもどろになりながら答えました。私は「あなたの次男は、義妹の結婚相手としてふさわしくないと判断されただけですよ」と締めくくりました。
義母は逆上し、「あんたのせいで私も次男も人生がめちゃくちゃよ!どう責任を取るつもり?」と迫ってきました。私は毅然と「私には責任はありません。自己責任です。それに、私たち夫婦は今日をもって絶縁いたします」と告げました。先日、これまでのことを夫に話し、夫も実母と弟と縁を切る決意を固めていましたが……私が夫から家族を奪うようでためらっていたのです。けれど今回の一件で、その迷いは消えました。義母は「次男の会社が危ないっていうのに私たちを捨てるの!?家族なんだから助けなさい!」と叫びましたが、私は「私たちはもう家族ではありません」とだけ伝え、通話を切りました。
その後、義弟は婚約を破棄されました。出資を得られなかった義弟の会社は資金繰りに奔走しているそうです。一方、義妹になるはずだった彼女とはSNSで連絡を続けており、新しい恋人ができたとの報告も受けました。私と夫は引っ越し、今は穏やかに暮らしています。
◇ ◇ ◇
義弟の婚約者のように、自分の思いに共感してくれる人がいるだけで、心が少し軽くなりますよね。義妹との出会いをきっかけに、義母から距離を置くことができて本当によかったです。理不尽な言動に対しては、ときに毅然と対応したり、適度に距離をとったりして、自分の心を守りたいですね。
失ってからその価値に気付いても、過ぎた日々や積み重なった思いは二度と戻ってきません。だからこそ、今そばにいる人を大切にする――その小さな積み重ねこそが、何よりの宝物になるのです。
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
いかがでしたか?
今回の2つのエピソードに共通していたのは、お祝いの場で本音や人間性が露わになってしまったことでした。還暦祝い、婚約祝い――どちらも本来なら家族が喜びを分かち合うはずの場面です。 それでも、見栄や優越感、身勝手な感情が優先されてしまうと、その空気は一瞬で壊れてしまいます。
祝福の席での言動で、その人の本当の姿が見えてしまうもの。だからこそ、そこで取った行動は、後になって思わぬ形で自分に返ってくるのかもしれません。