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義母「格下はパスポート持ってないでしょ? 」家族旅行で私だけ置き去り→おーけー♡義家族全員が土下座!実は

私は夫と2人で暮らしています。結婚してしばらくは穏やかな毎日で、このまま普通の幸せが続いていくのだと思っていました。

けれど、ひとつだけ見過ごせないことがありました。それは義母が、私の実家を何かと見下すような言い方をしてくることです。最初は受け流していたものの、会うたびにその言葉は増えていき、夫もまた、それを止めようとはしませんでした。

そしてある日――。私はもう黙ってはいられなくなる出来事に直面したのです。

 

格下呼ばわりする義母

ある日、私は義実家を訪れていました。お茶を飲みながら他愛のない話をしていると、ふと義母が思い出したように「そういえば、この前あなたのご実家にお邪魔したじゃない?」と一言。私は「ええ……来ていただいて、ありがとうございました」と返すと、義母は軽く笑い「ずいぶんこぢんまりしてるのねぇ。思ったよりずっと質素で、ちょっと驚いたわ」というのです。

 

その瞬間、私は言葉に詰まりました。確かに実家は大きくありません。しかし、そんな言葉を投げかけられるほど小さくはありません。決して裕福とは言えませんが、父は会社を経営していて……。言い返すこともできず黙っていると、義母は「育った環境って大きいのよね。うちではちゃんと立場をわきまえてちょうだい」とニヤニヤしながら私を見るのです。そして、決定的な一言が落ちてきたのです。

 

「あなたは格下なんだから! 私みたいに丁重に扱われる側じゃないの! わかる?」

 

はっきりと、上下をつける言い方でした。思わず顔を上げると、義母は満足そうにこちらを見ています。 そのまま立ち上がり、廊下の奥をあごで示し「ほら、ぼさっとしてないでトイレでも掃除してきたら? そういうことから覚えた方がいいわよ」というのです。困惑した私は「……どうして私がやるんですか?」と聞くと、義母は当然のように「教育よ! あんな貧乏な家で育った嫁なんだから躾もなっていなはず! 私が育ててあげる」と言い放ったのです。

 

私は静かに「お断りします。ご自分の家のことは、ご自分でなさってください」と告げました。すると義母が「嫁の分際で生意気な!」と激怒! 夫なら義母の暴走を止めてくれるかもしれないと思い夫を見ると、夫は目を逸らし「……母さん、そういう人だからさ」と一言。

 

この人は、私を守ってくれない。

 

私が「今日のことは、両親に話します」と言った瞬間、義父の表情がわずかに強張りました。ほんの一瞬でしたが、その反応が気になりました。しかし、義母は気にも留めず、苛立ったようにため息をつき「いちいち大げさなのよ」と吐き捨て、それ以上言葉を重ねることなく終わりました。 ただ―― 私の中には、はっきりと残ったものがありました。もう、この家では対等には扱われない。そう思ってしまった以上、気持ちは簡単には戻りませんでした。

 

“反省したフリ”

それから数日後。 義母から連絡があり「この前は、ちょっと言い過ぎたわ」というのです。その言葉に、思わず耳を疑いました。あの義母が謝るなんて、これまで一度もなかったからです。さらに義母は「気分転換も兼ねて、家族で旅行でも行かない? ちゃんと話す機会にもなると思うの」と誘ってきたのです。すると隣に居た夫が「せっかくだし行こうよ! 母さんも反省してるみたいだしさ」というのです。その言葉に「本当に、やり直せるなら……」と思い、家族旅行を受け入れました。――このときはまだ、気づいていませんでした。 その“謝罪”が、ただのきっかけに過ぎなかったことを……。

 

そして迎えた当日。 空港で合流したとき、義父の姿が見当たりませんでした。私が「お義父さんは?」と尋ねると、夫が「トイレに行ってる」と答えました。そのときは特に気にしませんでした。しかし、その直後、義母の表情に違和感を覚えました。どこか、楽しんでいるような笑みを浮かべていたのです。すると義母はニヤニヤしながら「今日の旅行、海外に変更したの」と言い放ったのです。そして「あなた、格下なんだからパスポートなんて持ってないわよね?」というのです。その瞬間、すべてがつながりました。 最初から、私を外すつもりだったのだと……。

 

すると義母が、待っていましたと言わんばかりに「格下の家で育った人との生活は大変よねぇ。海外ひとつ満足に行けないなんて、やっぱり釣り合わないわ」と一言。さらに「うちの息子には、もっとふさわしい人がいるわ!もう離婚しなさい」と言うと、義母はバッグの中から一枚の紙を取り出して、私の前に差し出しました。

 

離婚届でした。

 

しかも、夫の署名と押印はすでに入っています。私は何も言わず、その紙を見つめました。すると夫が、小さな声で「……ごめん。母さんがそう言うから……」とポツリ。その言葉で、完全に気持ちが切れました。謝っているようでいて、結局は自分では何ひとつ決めず、私を切り捨てる側に立っている。その情けなさに、怒りより先に冷たさが広がっていきました。私は離婚届を受け取り「わかりました。離婚届は提出します」と告げその場を去りました。

 

遅すぎた代償

私はその足で役所へ向かい、離婚届を提出しました。

 

それから数日後。 荷物を取りに元夫の家へ向かうと、玄関の前で3人が待っていました。私の姿を見るなり、深く頭を下げ「許してくれ!」と叫ぶのです。そして、義父が一歩前に出て 「……私は、あの日の旅行を家族旅行だと聞いていたんだ。トイレから戻ってきたときに君の姿がなくて、そこで初めて何かおかしいと気づいたんだ。あとから事情を聞いて、言葉が出なかった……。本当に申し訳なかった」と謝罪してきたのです。その言葉で、すべてがつながりました。 やはり義父は、最初から事情を知っていたわけではなかったのです。続けて、義父は苦しそうに「うちの会社は今、かなり厳しい。君のお父さんに支えてもらっている状況なんだ。このまま関係を切られたら、会社は持たない。どうか……考え直してほしい」と呟きました。あの日、「両親に話す」と言ったときのあの反応ーー。ようやく意味がわかりました。すると義母が、焦ったように「私は何も知らなかったのよ! そんな大事な話だなんて思ってなかったの!」と言うのです。 隣で元夫はうつむき無言のまま……。私をかばう様子はありませんでした。

 

義父の謝罪も、義母の言い訳も、今の私には虚しく響くだけでした。私は「すみません。でも、お義母さんが私を侮辱していたとき、彼は黙って見ていました。そして空港で離婚届を突きつけられたとき、彼は私を捨てる道を選んだんです」と告げました。続けて、「お義母さんは私を『格下』だと見下して、自分の立場をわきまえろといいましたよね。でも、その『格下』の実家に支えられないと立ち行かないような場所に、私はもう一秒もいたくありません。本当の格差がどこにあったのか、ようやくお分かりいただけたようですね」と伝えました。

 

私は最後に一度だけ、元夫の目を見つめ「あなたが私を守る勇気を一度でも持っていてくれたら、未来は違ったかもしれない。でも、もう遅いよ。……さようなら」と一言。

絞り出すような私の言葉に、元夫はただガタガタと震えることしかできません。その情けない姿を見届けて、私は迷わず背を向けました。

 

そして、もう二度と振り返ることはありませんでした。

 

◇ ◇ ◇

 

どれだけ環境が違っても、人として相手を尊重できるかどうかが大切です。それがなければ、どんな関係も続かないのかもしれませんね。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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