「今、彼とハワイなの♡」元妻からの電話
現在、私は娘と2人で穏やかな日々を送っています。そんなある休日、家でくつろいでいると、私のスマホに元妻からビデオ通話がかかってきました。
画面に映った元妻は、アロハシャツを着たチャラそうな男にぴったり寄り添い、サングラスを頭に乗せてリゾート感たっぷり。「久しぶり! 今ね、彼とハワイに来てるの! 貧乏なあなたには一生見られない景色でしょうけど」と、いきなり自慢話とマウントを取ってきたのです。
背景にはヤシの木が映っていて、どうやら本気で見せつけるために電話をかけてきたようでした。
「そこ日本だよね?」娘のひと言で空気が一変
面倒くさいな……と思いながら適当に相槌を打っていると、隣で一緒に画面を見ていた小学2年生の娘が、不思議そうな顔で口を開きました。
「あれ? パパ、そこ日本だよね? うしろに『◯◯温泉』って書いてあるよ?」
娘の言う通り、画面の端には見慣れた日本語ののぼり旗がちらりと見えていました。そこはハワイでも何でもなく、庶民的なスパ施設だったのです。どうやらハワイ旅行を装って、見栄を張りたかったようですが……。
核心を突かれた元妻は、「ち、違うわよ! これはハワイにある◯◯温泉っていうホテルで……!」と、しどろもどろになりながら必死に嘘を重ねようとしました。
館内放送で“ハワイ”の嘘が崩れ…さらに
元妻が焦って言い訳をしていた、まさにそのときです。ビデオ通話の向こうから、無慈悲な日本語の館内放送が大音量で響き渡りました。
「ピンポンパンポーン♪ お車ナンバー◯◯、◯◯◯◯でお越しのお客さま、至急お車のご移動をお願いいたします」
やはり日本だったのかと思った瞬間、画面の外から「あんた! こんな所で何やってんのよ!!」という怒声が響き、見知らぬ女性が乱入してきたのです。
“エリート彼氏”の嘘が発覚。妻が現れて…
実は、エリートだと言っていた彼氏は既婚者で、妻のお金で遊んでいる脛かじりだったようです。しかも、本物の奥さんが浮気を疑ってGPSで追跡してきており、最悪のタイミングで鉢合わせしてしまったのです。
元妻が「ちょっと! 独身の会社経営者って言ってたじゃない!」と言うと、彼氏は「うるせえ! お前だって金目当てのくせに!」と言い返し……。
画面の向こうでは、元妻と嘘つき彼氏、そして本物の奥さんが入り乱れる大修羅場がスタート。私は「ハワイ旅行、存分に楽しんでね」とだけ伝え、笑顔で通話を切りました。
その後、私たちの前で大恥をかいた元妻は彼氏とも破局し、慰謝料を請求されて今は苦しい生活を送っていると、共通の知人から聞きました。私と娘も、今度の休みに旅行へ行こうと思います!
◇ ◇ ◇
見栄やプライドからついてしまった小さな嘘でも、思わぬところでほころびが生まれてしまうことがありますよね。誰かと比べるのではなく、自分にとっての幸せを大切にしていきたいですね。
【取材時期:2026年3月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。