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夫「文句があるなら離婚で」妻「え?私たちって夫婦なの?」→夫を襲った痛快なしっぺ返し

結婚して数年、私は夫の希望で専業主婦になり、家のことを一手に引き受けていました。食卓を囲む時間を大切にしようと話していたころは穏やかな日々で、それなりに満たされた暮らしだったと思います。

しかし、あるときから夫の態度が少しずつ変わり始めました。それが私の人生を大きく動かすことになるとは、当時は想像もしていませんでした。

きっかけは、夫の帰りが遅くなったことでした。連絡もなく深夜に帰宅する日が増え、夕食をあたたかいまま出したくて夜遅くまで待っていても、先に食べればいいと素っ気ないひと言。

 

話しかけても会話が続かず、家にいてもスマホばかり……。声をかけると、疲れているのだから察してくれと苛立った口調で返されるようになりました。

 

ある日はとうとう「1日中家でだらだらしている身分には、外で働く俺の苦労なんて一生わからないよな」と、吐き捨てるように言われました。

 

家庭を守る私の存在を否定されたようで、悲しみよりも先に、気持ちがスッと冷めていくのを感じました。専業主婦になったのは夫自身の希望だったはずなのに、まるで私が怠けているかのような物言いに、胸の奥がざわついたのです。

エスカレートする暴言

違和感は日に日に大きくなっていきました。夫は稼いでいる自分のおかげで生活できているのだと繰り返し、主婦の立場をわきまえろと言うようになったのです。友人の結婚式で地元に帰った日には、俺の金で遊んでいるのかと責められました。


関係を修復したい一心でパートを始めましたが、夫の態度は変わりません。「ちょっと働いたくらいで家事の手は抜くな」と突き放し、パートを始めたことを理由に生活費を減らすとまで言い出しました。

 

ついには自分より遅く寝て早く起きろ、反論は許さないと命じるようになり、従わなければ離婚だと脅されました。帰宅時間もわからない夫を深夜まで起きて待ち、朝は誰より早く支度をする毎日。話し合いを求めても私の言葉はどこにも届きませんでした。

 

最初は仕事でストレスが溜まっているのだと考え、今は仕方がないと思っていました。でもだんだんと、これは単なるすれ違いではないという疑念が積もっていったのです。

運命を変えた離婚届

ある日夫は、署名済みの離婚届を私に見せながら、「本気を出せば、いつでも離婚できるんだぞ。今ここにいられるのは、俺がそうしないでやっているからだ」と脅すように言いました。さらに、「出したければ、お前が勝手に出せばいい」と吐き捨てたのです。

 

私が本当に出すはずがないと、高をくくっていたのでしょう。私は黙って署名しました。このとき、心の中ではすでに覚悟が固まりつつあったのです。


夫の態度が急変した時期から、私はずっと原因を探っていました。冷たくなった理由がわからず眠れない夜が続く中、意を決して専門の調査を依頼したのです。

 

結果は予想していた中でも最悪のものでした。夫は会社の部下と不倫関係にあり、その関係は態度が変わり始めたころからずっと続いていたのです。

 

理不尽な亭主関白も、離婚をちらつかせる脅しも、すべては私のほうから離婚を言い出させるための計算だったよう。自分が悪者にならず、慰謝料を払わずに済むようにという企みまでが、調査で明らかになりました。


真実を知ったとき、怒りよりも先に深い脱力感がありました。楽しかったころに戻るにはどうすればいいのだろうと悩み続けた日々が、すべて茶番だったのです。

 

調査報告を見つめながら、もうこの人のために涙を流すのはやめようと決めました。

 

決戦の日

私は、夫が脅しの道具として署名させたあの離婚届を手に、役所へ向かいました。受理された後も、私は夫に告げませんでした。何度か話し合いの時間を作ってほしいと頼みましたが、忙しいと断られ続けたからです。

 

その間にパートから正社員への復帰準備を進め、弁護士にも相談し、暴言の録音やメッセージの記録を整理しました。引っ越しに向けて少しずつ荷物もまとめていったのです。


そして引っ越しや仕事の準備を完璧に整えたある日、いつも通りの夫の暴言に、私はついに反論しました。「1カ月前に離婚届を出したよ」と。「扶養から外してほしい」と切り出した際も、夫はまだ私の収入増が理由だと高をくくっていたようです。

 

「勝手なことをするな! 今すぐこの家から出ていけ!」と声を荒らげる夫。しかし、この家は私が独身時代に購入した分譲マンションで、名義も私のままです。法律上も感情論でも、出ていくべきは不倫をした夫のほうでしょう。

崩れていく言い訳

夫は不倫を否定し、部下とはたまたまの関係で遊びのようなものだと言い繕いました。本当に大切なのは私だと、今更すぎる言葉を並べます。

 

しかし私の手元には不倫の証拠だけでなく、日常的な暴言の録音もそろっていました。


「私にわざと冷たくして、私から離婚を言い出すように仕向けていたことも全部知ってるよ」そう告げると、夫はようやく黙り込みました。


そして、慰謝料の詳細は弁護士を通すこと、これ以上直接のやり取りはしないことを伝え、家を出たのです。

 

その後の暮らし

その後、元夫と不倫相手の双方から慰謝料を受け取ることができました。不倫の事実を知った相手のご両親の反応は厳しいもので、結局彼らは別れたと聞いています。

 

元夫は職場でも立場が悪くなったようです。未練がましく連絡をしてきたこともありましたが、すぐにブロックしました。


私は仕事に復帰し、自分の力で生活を立て直しています。離婚した今は清々しい気持ちしかありません。独身に戻った今、新しい挑戦を楽しみながら前に進んでいこうと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

夫婦といえども、日々の思いやりや互いへの敬意を忘れて自分本位に振る舞えば、築き上げてきた関係や信頼はあっけなく崩れ去ってしまいます。

 

大切なのは、日ごろから感謝の気持ちを言葉にし、誠実に向き合い続けること。一番身近にいてくれる家族こそ、誰よりも大切にできる自分でありたいと、改めて深く考えさせられますね。

 

 

【取材時期:2026年2月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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