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「妊婦のくせに太りすぎよ」臨月の私を2時間歩かせる義母→倒れて緊急搬送「二度と帰りません」

私は現在、第一子を出産し、夫と娘との穏やかな暮らしを送っています。しかしほんの数カ月前まで、同居する義母との関係に深く悩んでいました。

夫の長期出張が急に決まったのは、私が妊娠後期に入ったころのことでした。出産予定日までには戻ると聞いていたものの、義母との二人暮らしが始まることへの不安は拭えません。

義母とは夫婦で住んでいた家に義母が押しかける形で同居が始まった経緯があり、もともと距離感に悩んでいました。夫がいる間は穏やかに接してくれていた義母でしたが、二人きりになった途端、態度が変わり始めたのです。

 

最初は「出産には体力が必要だから、もう少し動いたほうがいい」という助言のような形でした。廊下の雑巾がけを頼まれたときも、最初は家事の延長だと思い、素直に従っていたのです。

 

義母は「骨盤にもいいし、安産にはこれが一番。私はもっと動いていたわよ」と自信満々に語り、初めての出産で不安だった私は「経験者が言うなら……」と信じ込んでいました。


けれど、日を追うごとに義母の言葉は鋭さを増していきます。私の体型を揶揄するような言い方が増え、妊婦として当然のおなかの大きさを、まるで怠惰の証拠であるかのように指摘されるようになったのです。

 

夫に恥ずかしい思いをさせている、今どきこんな妊婦はいない——そんな言葉を繰り返され、次第に自分が悪いのだと思い込むようになっていました。

臨月の妊婦に課した運動

義母の要求は、明らかに度を越えたものになりました。ある日、隣町のスーパーまで買い物に行くよう言われたのです。

 

徒歩で片道およそ1時間、往復すれば2時間近くかかる距離です。臨月に差しかかった私が「今の体調では厳しい」と伝えると「そんな甘えた根性で母親が務まると思っているの?」と、冷ややかな声を上げました。


しかも頼まれるのは、大根やかぼちゃ、醤油や米など、重いものばかり……。しかし出産を軽くするための運動だと言われたら、私は従うしかありませんでした。

 

時に体調がすぐれず断ろうとしても、母親としての覚悟が足りない、こんなでは子育てなどできないと責められるばかり……。私は少しずつ追い詰められていきました。

 

それでも波風を立てたくない、義母との関係を壊したくないという気持ちが勝り、我慢を続けてしまったのです。

取り返しのつかない事態

ある日、いつものように遠方のスーパーへ向かった私は、途中で体調を崩し、倒れてしまいました。気が付いたときには病院のベッドの上。おなかの子は無事だと聞いた瞬間、安堵と同時に、自分が取り返しのつかない危険を冒していたことへの恐怖が込み上げてきました。


連絡を受けて駆けつけてくれたのは、実家の母。意識がもうろうとする中、私は駆けつけた母にスマホを託し、義母とのやり取りを見てほしいと伝えました。母は画面に残る執拗なメッセージの数々に言葉を失っていました。


ちょうどそのとき、義母から「おデブちゃん、もう夕方になるわよ?」「一体、何時間いスーパーに行っているの?」というメッセージが届きます。母はそのまま義母に返信を始めました。

 

「母です。娘は途中で倒れ、救急搬送されました」「娘は二度と戻りませんよ」


母からの返信に対し、義母は慌てて電話をかけてきました。言い訳を並べながら病院へ向かうと言い張りますが、母はそれを一蹴します。

 

「娘とおなかの子の命を軽んじる方に来ていただく必要はありません。これ以上、母子の安静を邪魔しないでください」その毅然とした拒絶に、義母は電話を切るしかありませんでした。

 

母はその後、病室に駆けつけた義母に対し、LINEの履歴という動かぬ証拠を突きつけました。臨月の妊婦に往復2時間の徒歩を強いていたこと、体調不良を訴えても聞き入れなかったこと、体型への侮辱的な発言を繰り返していたことを一つひとつ厳しく追及したのです。

 

義母は「同意の上だった」「昔はこうだった」と弁解を試みましたが、母は冷静に退けました。

 

義母の本音

その後、出張先から慌てて戻った夫も事情を知り、義母を厳しく叱責したようです。義母からは何度も謝罪のメッセージが届きましたが、私はすぐには返事をしませんでした。


1週間ほど経ち、体調が落ち着いたころ、私は義母と向き合うことにしました。義母は「反省している」「悪気はなかった」「思ったことが口に出てしまうだけ」と繰り返し、夫や母に「同居はうまくいっていた」と伝えてほしいと頼みます。

 

義母の言葉を聞き、私はある確信を抱きました。義母には、自分のおこないに対する本当の自覚がありません。夫の前ではやさしく、二人きりのときだけ豹変する……それは無意識ではなく、悪意ある使い分けだったのです。

 

私がその事実を突きつけると、義母はようやく口を閉ざしました。


「ほんの少しだけ……困らせてやろうと思ったことはあるの。でも倒れさせようなんて思っていなかった」

 

なんと、義母には嫌がらせという自覚があったのです。それがわかった以上、もう迷う必要はありませんでした。

 

「嫌がらせだとわかっていてやっていたのですね。今の言葉で、決心がつきました。もうあなたを家族だとは思えません。同居は解消させていただきます」


義母は取り乱し、「普段はやさしかったでしょう」「これからは良い姑でいる」と訴えましたが、私の気持ちは変わりませんでした。母親になろうとしている今、大切な子どもを守るために、もうこの人の言いなりにはならないと決めたのです。

 

その後

同居を解消した後、私は実家へ戻り、無事に女の子を出産。義母は夫からも実母からも見放され、最終的に近くのアパートで一人暮らしを始めたと聞いています。

 

里帰りを終えた現在、夫が用意してくれた新居で、家族三人の穏やかな生活を送っています。倒れたときにすぐ駆けつけてくれた母と夫、そして出産を祝ってくれた周囲の人たちへの感謝は、日々深まるばかりです。

 

◇ ◇ ◇

 

「安産のため」という言葉を盾に、妊婦さんの限界を超えた負担を強いることは決してあってはならないことです。

 

臨月は特に、これから出産を迎えるママが、不安なくリラックスして過ごせるよう家族全員で気を配りたいですね。

 

 

【取材時期:2026年2月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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