約束の時間に帰宅せず、音信普通の夫
「19時には帰る」という夫からのメッセージを信じて、夕食の準備を整えて待っていました。しかし、約束の時間を過ぎ、20時を過ぎても連絡がありません。普段は必ず一言連絡をくれる几帳面な人なので、私は次第に落ち着かない気持ちになっていきました。
「もしかして事故に遭ったのではないか」「急に体調が悪くなって倒れているのかも」と、悪い想像ばかりが頭をよぎります。子どもも「パパ、まだ?」と玄関を気にし始め、私は何度もスマホの画面を点けては通知を確認する時間を過ごしました。
22時に近くなったころ、ようやく玄関の鍵が開く音がしました。ドアが開いた瞬間、安堵よりも焦燥感が勝ってしまい、私は思わず「どうしたの? 何かあったの?」と強い口調で詰め寄ってしまいました。
すると夫は、ひどく気まずそうな顔をしてこう言ったのです。
「実は……会社の自販機の下に小銭を落として、それを取ろうとしたら手が挟まって抜けなくなっちゃって」
一瞬、夫が何を言っているのか理解できませんでした。誰もいない休憩室で、一人必死に手を抜こうと格闘していたそうです。恥ずかしさのあまり誰かに助けを呼ぶこともできず、ようやく自力で脱出した時にはもうこの時間だったとのことでした。
深刻な事態を覚悟していた分、あまりに間抜けな理由に拍子抜けしてしまい、気づけば二人で笑い合っていました。
手が挟まっていた最中は、物理的に連絡ができなかったのかもしれません。それでも、ようやく手が抜けて会社を出る時にでも一言ほしかったな、というのが本音です。
後日、夫には「どんなに恥ずかしい理由でもいいから、遅れる時は必ず連絡してね」と改めて伝えました。今回の件で、相手を心配し続けることは想像以上に体力を消耗するのだと実感したからです。
今では、我が家の中に「困ったときこそ、まずは連絡」というルールができました。お互いに余計な不安を抱え込まないための、家族の大切な約束事になっています。
著者:山本さくら/40代女性/小学生の男の子を育てる母です。普段はパートで働きながら、家事と育児に追われる毎日を過ごしています。家族との時間を大切にしています。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
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