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不倫夫「娘は俺にくれ」家庭に無関心なのに親権を主張→「じゃあ1カ月ね?」娘の提案で、夫の人生終了

私は30代の専業主婦。夫と中学2年生の娘と3人家族です。私はこれまで、娘の成長を何よりも大切に考え、家庭を守ってきました。娘は成績優秀で、周囲からも「将来が楽しみなお子さんですね」と言われるほど。私には、そんな娘の努力を一番近くで支えてきた自負があります。しかし、夫は……。

私と同じ気持ちで、娘のことを一番に考え、支え、一番の味方であってほしいのですが、夫は家庭のことには一切無関心。最近は、親子の会話もほとんどありません。

 

夫は昔から、娘がテストで満点を取っても、習い事で表彰されても「へえ、すごいね」とスマホを見ながら生返事をするような人でした。育児の悩みや進路の相談をしても、「お前に任せているから」と逃げてばかりで……。

 

そんな夫の様子が最近さらにおかしくなり、部下の女性と不倫していることが発覚したのです。

 

 

身勝手すぎる主張

私は迷わず離婚を切り出しましたが、夫の口から出たのは予想外の言葉でした。

 

「不倫は認める。慰謝料も払う」
「だけど、親権だけは絶対に譲らない。娘は俺にくれ」

 

今まで娘の誕生日にすら早く帰ってこなかった人が、なぜ今さら親権を主張するのか……。問い詰めると、夫は悪びれる様子もなくこう答えました。

 

「彼女がさ、娘をすごく気に入っているんだ。彼女自身も高学歴でさ、子どもも好きなんだけど、今後のキャリアのことを考えると妊娠して出産している時間がもったいないって言うんだ。だから優秀な俺の娘を一緒に育てたいって彼女が。ハイスペの俺とバリキャリの彼女、そして優秀な娘。誰もがうらやむ理想の家族だろ?」

 

夫と不倫相手にとって、娘はひとりの人間ではなく、自分たちの生活を彩る「スペックの高い所有物」でしかなかったのです。

 

あまりにも身勝手な理由を聞いて、私は言葉を失いました。

 

しばらく沈黙が続き、重苦しい空気が流れていたリビングに、自室で勉強していたはずの娘が入ってきました。そして、思いもよらぬ提案をしたのです。

 

「じゃあ、お試しで1カ月ね?」
「やってみようよ、パパのいう理想の家族ごっこ」

 

「え?」
娘からのまさかの提案に夫は驚きを隠せない様子でしたが、その場で不倫相手に連絡をし、不倫相手の自宅で「お試し3人暮らし」をしてみようと持ちかけていました。夫が不倫相手と電話で話しながら席を立つと、あぜんとする私に娘が小さく笑いかけ……。

 

 

優秀すぎる娘

「少しだけだし、大丈夫だよ。お母さん。勉強合宿だと思えばなんてことない! お母さんのサポートなしで自分でどれだけできるかもわかるし、いい機会! 私がいない間にお母さんは離婚の準備と、私と2人で暮らす準備をしてよ!」

 

そう明るく話し「何があっても私は絶対にお母さんと暮らすからね」と言ってくれた娘。少しの間だとしても娘と離れるのはどうかと思いましたし、夫たちに娘のケアができるはずもなく、不安もありました。

 

しかし、娘から「私は大丈夫! ね? お母さん? ちゃんと弁護士さんとかに相談して、準備して!」と説得され、私は不安を抱えつつも、娘の意思を確認し、連絡手段や通学などに関する条件、安全面に配慮し、一時的な別居を了承しました。

 

そうして始まった夫たちのお試し生活。不倫相手は「私が本当の母親以上に、立派に育ててみせる」と息巻いていたそうです。しかし、現実はそう甘くありませんでした。

 

娘は確かに優秀ですが、それは本人の努力と、私の徹底的なサポートがあってのことです。毎日の栄養バランスを考えた食事、塾の送迎、メンタルケアなど。夫と不倫相手は、そうした「裏方の苦労」をまったく理解していませんでした。

 

不倫相手は当初、SNSに「今日から新しい生活。娘とお弁当作り」「優秀な娘ちゃんとお勉強」などとキラキラした投稿を毎日していましたが、わずか1週間で投稿はなくなり、音を上げたようでした。娘が求めるハイレベルな学習サポートに答えられず、毎朝の早起きや深夜まで続く模試の解き直しに付き合う生活に、彼女の余裕はあっという間に消え去ったのでしょう。

 

娘は、こうなることを想定していたのです。不倫相手に「お母さんはいつもこれくらいやってくれていたよ」「次の模試で1位を取らないと、パパの会社でのメンツが潰れちゃうよね?」と、口を開くたびに静かにプレッシャーをかけ続けていたそうです。

 

 

崩壊した「理想の家庭」

お試し生活が始まって2週間が過ぎたころ、夫から憔悴した様子で電話がかかってきました。「もう限界だ、娘を迎えに来てくれ」という泣き言でした。娘は1カ月と提案していましたが、その生活は半月ほどで破綻しました。

 

不倫相手は、娘の存在が自分たちの「甘い生活」を邪魔するストレスの根源だと感じるようになり、夫と毎日激しい口論を繰り返していたそうです。そして娘は、夫たちの無責任な態度や、勉強の邪魔になる痴話喧嘩の様子をすべて録音し、証拠として残していました。

 

結局、不倫相手は「こんなに大変だなんて思わなかった。子どもなんていらない」と捨て台詞を吐いて、夫の元を去って行ったそう。夫は会社でも、不倫の噂が広まり、精神的ストレスからかミスを連発し、担当していたプロジェクトから外されるなど、社会的信用を失うこととなりました。

 

2週間と少しで私の元へ戻ってきた娘は、「あの人たち、本当に中身が空っぽだったね」と冷ややかにひと言。私は今回のことで、娘の心の強さに救われると同時に、親としての責任の重さを再確認しました。

 

その後、弁護士を介して離婚条件を整理し、協議の末に離婚を成立させました。夫と不倫相手に慰謝料を請求。さらに夫には娘が大学を卒業するまでの養育費の支払いを約束させました。私は娘が時間をくれたおかげで、新居探しをすでに進められていたため、すぐに娘と2人で家を出て、新生活を始めた私。今は娘と2人、支え合って穏やかに暮らしています。

 

◇ ◇ ◇

 

子どもを自分の見栄や理想を叶えるための道具だと勘違いした夫と不倫相手。親権を主張するのであれば、まずは子どもをひとりの人間として尊重し、その生活を支える覚悟を持つべきですよね。世間体や相手の勝手な言い分に屈せず、何よりも子どもの未来を守り抜く選択をしたいですね。

 

【取材時期:2026年3月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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