BBQで夫が作った焼きそばに絶句……

体験者:Bさん(35歳)
「今日は俺が最高の一皿を作るから、みんな見ててよ!」先週末、河原でBBQを楽しんでいた時のこと。エプロン姿で張り切る夫の姿を微笑ましく眺めていたのですが、次の瞬間、私は思わず絶句してしまいました。
なんと夫、仕上げの焼きそばに向かって、自分の飲みかけのビールをドバドバ〜ッと思い切り回しかけたのです……!
私が「ちょっと、何してるの!? せっかくの焼きそばが……」と言うと、夫は自信満々で「いやいや、これぞ男の料理! ビールを入れるとアルコールで麺がほぐれるし、コクが出てお店の味になるんだよ」。
しかし、鉄板から立ち上がったのは、ソースの芳醇な香りではなく、なんとも言えないビールの独特な麦っぽい苦い匂い。出来上がった麺は、水分を吸いすぎてベチャッとしていて、心なしか色もどんより。
「え、それ本当に正解なの……?」と、正直ゾクッとしてしまいました。
隠し味のつもりが、もしかして大事な料理を台無しにしているのでは?実際のところ、どうなのでしょうか?
結論:料理にビールを“なんとなく”入れるのは絶対NG!
隠し味のつもりが、実は料理の良さを台無しにしているのかも……。
そこで、調理師でライターのだいきさんに、ビールを料理に使う際の注意点と「なんとなく」がダメな理由について伺いました。
なぜ「料理に飲んでたビールを入れる」がダメなのか(調理師視点)

「なんとなく」ビールを入れてはいけない理由は下記のとおり。
- 状態が最悪
- 何のために使うのか前提を理解していない
- そもそも必要ない
詳しく解説していきます。
理由①状態が最悪
料理に使う酒類は、
- 口をつけていない
- 計量済み
- 入れるタイミングが決まっている
これが基本。
一方、料理中に飲んでいるビールは、
- 不衛生(直接口をつけている)
- 飲み残しは状態が悪い可能性がある
- 量は適当
など、条件が最悪です。
理由②何のために使うのか前提を理解していない
料理にお酒を使うのは、
- 風味付け
- 臭み消し
- コク出し
が目的。
特にビールは、風味や苦味が多いので、お肉の下処理に向いています。
しかし、飲みかけのビールを終盤にチョロっと入れると、
- 苦味だけ残る
- 風味は出ない
- アルコールも飛ばない
と、なんか変な後味になりがち。
料理の終盤にビールを入れても、何もいいことがない場合の方が多いのです。
理由③そもそも必要ない
本人的にはなんとなく「おいしくなりそう」と思って入れていますが「なんとなく」入れたビールでおいしくなることはまずありません。
もちろん、計算されたビールの使い方をすれば、おいしくなります。
ビール自体を否定しているわけではありません。
料理に使うには、ビールは癖が強いのです。
むしろ、入れない方がおいしい料理はたくさんあります。
なので「なんとなく入れておいしくなるもの」ではありません。
「なんとなく」でビールを料理に入れるのは、今日で卒業しよう
良かれと思って注いだ「なんとなく」の隠し味が、実は料理を台無しにしているかもしれません。
「余ったから入れる」というノリはやめて、まずはビールを料理に使う本来の目的を正しく理解することが大切です。もし迷ったなら、無理に料理に入れず、そのままおいしくいただくのが一番ハッピーですよ!
※一部AI生成画像を使用しています。
※本記事は、編集部メンバーや知人が体験した実話です。編集部がヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。