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父「娘を返せ!」役立たずと追放した娘をなぜか連れ戻しに!→数分後、一家が青ざめた衝撃の通知が…!

私が小さな事務代行の会社を立ち上げたばかりのころのお話です。当時は資金にも余裕がなく、実家を拠点にして母や姉に手伝ってもらいながら、なんとか日々の業務をこなす毎日でした。

雨の公園での出会いと、ささやかな日常の始まり

そんなある日の仕事帰り、近くの公園でボロボロの姿でベンチに座り込んでいる女性を見かけました。


聞けば、彼女は家族と血のつながりがなく、実家では妹ばかりを溺愛する両親から冷遇を受け、理不尽な理由で両親の会社と家を追い出されたばかりとのこと。行く当てがないと肩を震わせる彼女を放っておけず、私は「うちの会社で働きませんか?」と声をかけました。


実家に連れ帰ると、母も姉も彼女を温かく迎え入れてくれました。彼女はとても優秀で、私の会社に新しい効率的な仕事の進め方を提案してくれたりと大活躍。母や姉ともすぐに打ち解け、休日は一緒にテレビを見たり、食卓を囲んで笑い合ったり。

 

私にとって、その穏やかで温かい日々は「このまま平和な日常がずっと続けばいいな」と心から願うほど、ほのかな幸せに満ちていました。

 

突然の訪問者と、暴かれた身勝手な思惑

彼女の献身的な頑張りもあり、会社の業績が徐々に右肩上がりになり始めた矢先のこと。私たちの平和な日常を切り裂くような出来事が起きました。

 

突然、オフィスのチャイムが激しく鳴り、ドアを乱暴に開けて入ってきたのは、見知らぬ中年の男女。彼女の顔がサッと青ざめたことで、私はすぐに彼らが彼女の両親だと察しがつきました。


「ここにいたのね!さあ、帰るわよ!」

 

彼女の母は、彼女の気持ちなどお構いなしに腕を掴もうとします。さらに父親は、当然のような顔で信じられない言葉を放ちました。


「私たちの娘が世話になったな。さあ、娘を返しなさい! うちの会社は今、人手が足りなくて困っているんだ。家族なんだから戻って手伝うのが当然だろう!」


今まで散々冷遇し、家から追い出しておきながら、彼女の能力や状況を都合よく利用しようとする彼女の両親の態度。彼女がどれほど深く傷つき、苦しんできたかを思うと、私の胸の奥で激しい怒りと葛藤が沸き上がってきました。

 

大切な人を守るための決断

恐怖で震える彼女を背中に庇い、私は前に立ちました。

 

「今更都合良すぎですよ。彼女の気持ちも考えてください。彼女はあなたの道具じゃありません」


はっきりとそう告げると、彼女の母親は「目上の人に向かってなんて口の利き方なの!」とヒステリックに叫び出しました。


そこに、遅れて彼女の妹まで登場。
「お姉ちゃん、さっさと戻ってきてよ。お姉ちゃんのせいで私が実家の面倒な仕事をやらされてて大変なんだから」


悪びれる様子もなく言い放ちます。家族全員が、彼女を一人の人間としてではなく、自分たちの都合のいい道具としてしか見ていないことは明白です。


その光景を見て、奥の部屋から飛び出してきたのは私の母と姉でした。
「あなたたち、一体何様のつもり?この子はもう私たちの家族よ、二度と近づかないでちょうだい!」

崩れ行く嘘と、明らかになった真実

すると、反論しようとした父親の持っていたスマートフォンがけたたましく鳴り響きました。画面を見た父親の顔が、一瞬で土気色に変わります。

 

「……なんだと!? また契約打ち切りだと!?」


どうやら、彼女がいなくなった後の会社は妹さんのデタラメな仕事ぶりのせいで、重要な契約を次々と失い、もはや倒産寸前まで追い込まれていたようです。


「お姉ちゃん、お願い! 今すぐ戻ってきてこのミスを何とかしてよ!」と泣きつく妹に、彼女は静かに、しかし毅然と言い放ちました。


「もう私は、あなたたちの都合のいい道具じゃないわ。自分の責任は自分で取りなさい」


その言葉を聞いた両親と妹は、顔面蒼白。
「そんな……お前たちのせいで会社はめちゃくちゃよ!」と泣き崩れる両親。しかし、すべては自分たちが招いた結果です。私たちは、ただ静かに彼らの自滅を見つめるしかありませんでした。

 

過去との決別、そして穏やかな未来へ

結局、彼らは逃げるように帰っていきました。

 

その後、彼女の両親の会社は顧客離れに歯止めがかからず、廃業に追い込まれたと風の噂で耳にしています。責任を押し付け合った両親と妹は関係が修復不可能になり、それぞれが孤立した生活を送っているそうです。


一方、苦難を共に乗り越えたことで私たちの絆はより一層深まり、やがて結婚。優秀な元従業員の方々も仲間に加わり、会社は以前にも増して順調に成長を続けています。


今、私の隣には妻の心からの笑顔があります。これからも家族みんなで手を取り合い、温かく穏やかな日々を紡いでいきたいと願うばかりです。
 

◇ ◇ ◇

家族だからといって、思いやりや尊敬の念を忘れて自分本位に振る舞っていいわけではありません。相手の気持ちを無視して都合よく利用しようとする関係は、いつか必ず綻びが生じてしまうものです。身近にいる大切なパートナーや家族と、日々感謝の気持ちを忘れずに、誠実向き合って生活していきたいですね。
 

【取材時期:2026年4月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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