スカートのファスナーまで壊す勢い
時々はく機会のあったファスナー付きのスカート。なんだかきつくなってきて、ついにファスナーを破壊してしまいました。また、みんなで撮った写真を見ても、腰周りの肉付きがぽってり。客観的に見ても、体全体のシルエットが大きくなっているのがわかるくらい体型が変わってきました。
「このまま体型が崩れてしまうのではないか……」と恐怖を感じ、その話をジムのインストラクターさんにしてみました。
すると、「若いときと同じ食生活と運動量をキープしても、50代が近づくと代謝が落ちて痩せにくくなり、太りやすくなる」という話を聞きました。
そこで早速基礎代謝量を計ってみると1,062kcal。「この数値は良いほうなのかな? あまり良くないほうなのかな?」と、ジムのチェックシートで照らし合わせてみて驚がく! 基礎代謝量は体重によって上下するものですが、私の体重を踏まえて同年代と比較しても、数値は極端に低い状態でした。 それどころか50〜60代の平均(1,110kcal)すら下回っており、まさに「高齢者並み」の基礎代謝量だったのです!
基礎代謝量を上げるべく生活の見直し
どうしたら基礎代謝量が上がるのか、どうしたらぽっこりおなかをへこますことができるのだろうか、ジムのインストラクターさんに相談すると、「まずは食生活の問題点の洗い出しをするように」と言われました。
若いときと同じような感覚で間食したり、午後9時以降にもごはんを食べたりしていたので、まずはそれを見直すこと。基本的なことですが、理想は午後20時までの決まった時間にバランスの良い食事をすることが大事とアドバイスをもらいました。
正直、今の生活リズムで毎日20時までに食べ終えるのは難しいかも……と思いつつ、まずは食生活の問題点を洗い出すことにしました。
そして筋トレで筋肉の量を増やすこと、日常生活で意識的にきびきび動くようにすることでも違ってくると教えてもらいました。がっつり時間をかけて運動できるのは休日のみ。それだけでは足りないので、普段の行動から意識して動けば違ってくるのだなと思いました。
きつかったスカートがはけるように!
ジムで筋トレをすることはもちろんですが、それと併行してアドバイスをもらった食生活の見直しもおこないました。
20時までは難しくても、せめて夜21時以降は絶対に食べないこと、毎食必ずサラダを食べることを決めました。それと1日に2回、間食をしていましたが、それを2日で1回にすることに。甘い物が大好きな私にとってはきつい部分もありましたが、お菓子代を節約することで他の趣味にお金を回せるということに気が付き、そう思えば我慢できました。
また、日常的にきびきび動くという点については、足や腕の筋肉を使う歩き方を教わりました。40代の私の場合、膝をピンと伸ばしきる「ニーロック」の状態で着地をすると、更年期で弱り始めた膝関節に過度の負担をかける恐れがあるのだそう。そこで、着地の際は膝を柔らかく使い、地面をしっかり後ろへ蹴り出すように歩くことを意識しました。階段も「絶好のトレーニング機会」だと思って積極的に使うようにしています。
それで気が付いたのですが、一生懸命筋肉を使って歩くと少し歩いただけでも足が疲れるのです。足が疲れることで「筋肉を使って歩いているな~」という実感が湧きました。
そのおかけで、少しきつかったスカートがまたはけるようになったし、姿勢も良くなり、通りすがりのガラスに映る自分の歩き姿もきれいになったと感じるようになったのです。
まとめ
気持ちは若いつもりでいても、代謝という体のメカニズムは確実に変化しているのだと痛感しました。「以前と変わらない生活」こそが、今の自分にとってはオーバーカロリーになっていたのです。
そこで日ごろの節制を積み重ねた結果、体重は46.8kg(−1.7kg)、ウエストは70.8cm(−3.7cm)まで減少。さらに基礎代謝量を1,139kcalまで引き上げることができました。
30代のころの自分をライバルに、これからも「今」の自分に最適な食事と運動のバランスを見つけていきたいと思います。
医師による解説:40代からの代謝低下と内臓脂肪対策
40代後半からは女性ホルモンの減少により、以前と同じ生活でも内臓脂肪がつきやすくなります。基礎代謝を底上げし、食事の時間を見直すことが体型維持の近道です。
女性ホルモンの低下が内臓脂肪を蓄積させる
閉経に向けて女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、脂質代謝が落ちておなかに脂肪がつきやすくなります。以前より「おなかが圧迫される」と感じるのは、典型的な更年期太りのサイン。放置すると生活習慣病のリスクも高まるため、早めの対策が重要です。
ただ、おなかの圧迫感や「最近きつい」と感じる膨らみは、単なる内臓脂肪の蓄積だけではないケースもあります。ダイエットをしてもおなかの張り(腹部膨満感)が改善されない場合や、以下のサインがある場合は、脂肪のせいと決めつけず、卵巣腫瘍や子宮筋腫などの婦人科疾患が隠れていないか確認することも大切です。
・おなかに「硬いしこり」のような触感がある
・月経痛が以前よりひどくなった
少しでも違和感があれば、まずは一度婦人科を受診してみると安心です。
筋トレで基礎代謝を維持し太りにくい体へ
加齢に伴い筋肉量が減ると基礎代謝も低下します。有酸素運動だけでなく、スクワットなどの筋トレで大きな筋肉を刺激するのは非常に理にかなった方法です。また、正しい姿勢で歩くことは体幹の筋肉を使い、効率よくエネルギーを消費する助けになります。
20時以降の食事を控えて脂肪合成を抑制
夜間は脂肪を蓄え込むたんぱく質「BMAL1」の分泌が増えるため、遅い時間の食事は太る直結の原因になります。理想は20時までですが、まずは「21時以降は食べない」という自分なりのルールを決めて継続することが、体内時計を整え代謝を上げる鍵です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:國見幸太郎先生(山城公園レディースクリニック 院長)
著者:津田 よねこ/40代女性。パソコンの新しい機能がなかなか覚えられないとなげきつつ、更年期の体のケアに力を注ぐ毎日。猫とコーヒーが大好き、ライターのお仕事も挑戦中。
イラスト:きびのあやとら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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