今までなら食事制限で減っていたはずが…
食べる量は変わらないのに、止まらない体重増加に焦った私はダイエットを決意。運動はしたくないので、食事制限にチャレンジしました。しかし、今までなら食事制限だけで減っていたはずの体重が、まったく動きません。増えはしないものの、一向に減る気配がないのです。
もともとたくさん食べるほうではないため、減らす量にも限界があり、食事制限のみのダイエットは断念。基礎代謝の減少を潔く認め、嫌々ながら運動を組み入れたダイエットを計画しました。
いかに続けられるか、いかに苦痛を味わうことなく運動をおこなうかを第一に方法を模索しました。
楽しみは最大に、苦しみは最小に
私が考えたダイエット方法ですが、筋トレと有酸素運動を毎日交互におこなう、これだけです。 食べ過ぎには気を付けましたが、食事制限はしていません。どちらも寝る前に、筋トレは20分ほど、有酸素運動は30分ほど。これを毎日続けます。
それぞれのメニューですが、私はNintendo switchのゲームでおこないました。筋トレは「リングフィットアドベンチャー」、有酸素運動は「ジャストダンス2020」というソフトです。
リングフィットアドベンチャーはステージクリア制。2つのステージをクリアするとだいたい20分です。ジャストダンスは30分踊り続けるプレイリストがあり、画面のお手本をまねして踊ります。ゲームなので、夢中になっている間に終わります。これを4カ月続けた結果、体重は2kg落ちました。たった2kgですが、筋トレをするので、目に見えて体のラインが違ってきます。
その証拠に体脂肪率は31%→28%と減少。体重50kgの私の場合ですと、体脂肪率1%の重さは500gです。 体重も減っているので厳密な数字ではありませんが、体脂肪だけで1.5kg減。普段はいているズボンがゆるゆるになりました。
継続は工夫なり!できない理由を消す
運動で疲れる上、日々変化する体重に一喜一憂していては精神がもたないと思ったので、数字は気にしませんでした。乗るだけでスマホに体重を記録し、グラフも作成してくれる体重計を購入し、1週間ごとの増減を見るに留めます。とにかく運動を習慣化することにすべてのエネルギーを注ぎました。また、このダイエットは一歩も外へ出ずにできることも継続しやすいポイントです。
家でおこなうので、運動神経が残念な私でも人目を気にせずできますし、天気にも左右されません。お化粧も日焼け止めすら塗る必要がなく、時間も自由。夏の間はその日着ていたTシャツのまま運動し、終わったらすぐにお風呂へ。運動のために着替える手間も省き、洗濯物も増やさない。運動をやめる言い訳になりそうな事柄を徹底的につぶしました。
よーしやるぞ!のモチベーションが毎日続けば良いですが、人間だもの、そううまく自分の機嫌を取れる日ばかりではありません。ただ、乗り気でないときでも、やらない理由が見つからなければ何とか重い腰を上げることができました。
まとめ
-2kgのダイエットに成功して、40代のダイエットに大切なのは、「無理をしない」ことと「継続できる仕組み」だと痛感しました。体を壊せば回復に時間がかかりますし、日々の用事も待ってくれません。
「どうしてもしんどいときはお休みする」けれど「2日続けて休まない」といった自分を甘やかしすぎないルール作りと、「できない理由」を徹底的に排除する環境整備。この2つを両立させたことで、運動と無縁だった私でも結果を出すことができました。
モチベーションに頼るのではなく、いかに「嫌」を減らし「楽」を増やして続けられるか。40代のダイエットは、そこが成功の鍵だと身をもって実感しました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:茂木ともこ/40代女性・主婦。夫と息子の3人暮らし。近居の義父母から家庭菜園で取れたおいしい野菜や、おかずのおすそ分けをいただくうちに肥大化。一向に体重の変わらない夫を恨めしく見つめる日々。
イラスト/村澤綾香
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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