妊娠中・授乳中合わせて1年半以上来なかった生理が、産後10カ月で再びやってきました! 完全に存在を忘れていたころに生理が再開し、あたふたしただけでなく、気分も体調も落ち込んでしまった私の体験談です。その後、回復したきっかけなどもお伝えします。
授乳中は生理が再開しないという思い込み
息子を母乳で育てていた私は「授乳中、生理は再開しない」と完全に思い込んでいて、「断乳するまでは生理がこなくてラクでいいな」と考えていました。
実際、私の場合は産後8カ月を過ぎても生理は再開せず、妊娠期間を含めると1年半以上も生理が来ない状態が続いていました。
産後10カ月で生理再開!
ところが、まだ息子に授乳を続けていた産後10カ月でついに生理が再開。「ああ、ついに来てしまった……」というのが正直な気持ちでした。妊娠期間中に服や下着類を断捨離したことで、使い古しのサニタリーショーツの大半を処分してしまっていたうえに、生理用品の買い置きもしていなかったのです。
お昼寝中の息子を起こさないよう抱っこしつつ、慌てて近所のドラッグストアへ買いに走らなければいけなかったことも大変でした。
生理不順とイライラで限界に
産後最初の生理が来たものの、翌月から丸々2カ月生理がなかったり、翌々月はひと月に2回来てしまったりと生理不順な状態に。妊娠前は28日周期で安定していたので、これで大丈夫なのかと不安でした。
生理痛は産前よりひどくなったように感じ、授乳と生理による出血で貧血になり、疲れやすくぐったりした状態に。さらにホルモンバランスの変化のためか、無性にイライラして夫に当たってしまったり、気分がふさぎ込んで何もする気がなくなったりと精神的に不安定な状態が続いたことがとてもつらかったです。
断乳後は生理周期も気分も安定
このままではいけないと思いながら、何も対処ができない状態が5カ月ほど続きました。しかし、1歳3カ月で息子の断乳が成功すると自然と生理周期は整い、気分の浮き沈みも緩やかになったのです。結果的につらい期間は短く済んだのですが、「もし次にお産をして、産後すぐに生理が再開した場合、こんな精神状態で私はちゃんと育児ができるのだろうか?」と不安になりました。
私は産後の生理について非常に軽く考えていたので、再開したことで動揺してしまい精神的・体力的によりつらいと感じたのかもしれません。
今となっては無理せず産婦人科を受診すればよかったなと思いますし、自分なりの気分転換の方法やつらくなったときの対処法を決めておけば、もっと気分もラクに過ごすことができたかなと感じました。これは次の出産に向けた教訓にしたいと思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:木下りん
0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。