娘2人を経腟分娩した私。出産中は想像以上の痛みに正直驚きましたが、ウォーキングで鍛えた体力と練習したソフロロジー式の呼吸法で何とか乗り切ることができました。
妊娠初期〜中期は動けなかった
妊娠が判明して、幸せ最高潮の気分はほんの数週間でした。妊娠6週目ころから徐々に始まったつわりは、妊娠8週目ころにはピークを迎え、酷い船酔いのような気持ち悪さが1日中続き、100円で売られているかき氷とりんごしか食べられるものがなくなってしまったのです。そのため1日中寝たきりで、運動するどころかみるみるやせ細ってしまいました。
妊娠中期〜後期におこなったこと
ようやくつわりが落ち着き、日常生活を送れるようになったころ、体力作りのためにウォーキングを開始! また、育児書に書いてあった「出産は呼吸がキーワード」という言葉を信じ、ソフロロジーの練習もおこなうことにしました。
呼吸法はさまざまありますが、このソフロロジーを選んだ理由は、出産の痛みを肯定的に受け入れることで、痛みを和らげ、よりリラックスした状態で出産に挑めると聞いたからです。まさかこのソフロロジーが出産時こんなにも役に立つとは、このときは思ってもいませんでした。
いざ、出産の瞬間!
私の場合は上の子も下の子も、分娩時間約3時間というスピード出産でした。聞こえはいいですが、痛みのピークがジェットコースターのように襲いかかりました。そんなとき、妊娠中に練習を重ねた「ソフロロジー」をとにかく実践しまくったのです。痛みのピーク!→息を吐く「フゥーーー」→痛み「アイタタタ!」→息を吐く「フゥーーー」という感じです。
実際はもちろん痛いのですが、赤ちゃんに酸素を送ってあげなきゃ! と呼吸に意識を合わせることで、人生で初めて経験する壮絶な痛みにもパニックにならず、無事出産することができたのです。
妊娠後期まで続けたウォーキングのおかげもあり、出産中の慣れない姿勢や、痛みによる体力の消耗にもなんとか持ちこたえることができました。産後は会陰切開のダメージで1日目は思うように動くことができませんでしたが、2日目には普通に歩けるまで回復しました。もし自身が次の妊娠・出産を考えるなら、次回も絶対にソフロロジーを取り入れたいと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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著者:山野あかね
2児の母。結婚を機に仕事を退職。現在、育児・家事・整理整頓のジャンルを中心に執筆活動中。