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「あなたは…」陣痛に耐え、いよいよ出産が目前に!…と、そのとき医師から告げられたのは衝撃の事実だった…!

妊娠37週6日目を迎えた深夜から陣痛らしきものを感じ、眠れなかった私。そのまま陣痛の間隔が短くなったので、朝5時半に産婦人科へ向かいました。そのとき子宮口はすでに2cmに開いていたため、そのまま受け入れてもらいました。そしてひたすら陣痛に耐えること7時間……。子宮口が全開大になったのはお昼過ぎ。ようやくいきめると思ったところに、医師から衝撃の事実を知らされたのです――。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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驚きの医師の説明

実は、子宮口が全開大になった時点で私の血圧が高血圧状態に。さらに、私の骨盤に対して息子の頭が大きかったらしく、緊急帝王切開をすることになったのです。

 

何時間も陣痛に耐えたのに……という気持ちはありましたが、「無事に生まれてきてくれることが一番!」と気持ちを切り替え、帝王切開に臨みました。

 

無事に帝王切開での出産を終えて、元気よく泣くわが子を新生児室へ見送った私。やっと終わった……とほっとしたのも束の間、夫と話している際中、私の意識が遠のいていったのです……。

 

 

気が付くと、酸素マスクを装着した状態で、ベッドに寝かされていました。私が意識を取り戻したことに気付いた夫が、私に起きたことを話してくれました。

 

私が意識が遠のくのを感じていたとき、実は泡を吹いてけいれんしていたそう。びっくりした夫が泣きながらナースコールを押したそうです。

 

そのまま私は要観察となり、入院ベッドから一歩も動けず、面会謝絶。わが子にも会えないつらい日々がしばらく続きました。

 

 

医師によると、私に起こったのは産後の「子癇発作(しかんほっさ)」というものでした。妊娠中の高血圧などが要因で起こるのだそう。夫の目の前で起きたこと、医師がすぐに駆け付けてくれたことで、なんとか危険な状態を切り抜けることができたようでした。

 

 

自分の身に起こったことで、あらためて出産は命懸けなんだと思い知らされました。無事退院した今は、わが子をこの手で抱きしめられる幸せを噛み締めています。

 

イラスト/はたこ

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。


著者:水島さくら

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