当時1歳だった息子は、保育園に通っていました。朝は出発時刻に間に合うよう、息子の支度を済ませるのにひと苦労。食事を手伝おうとするとかんしゃくを起こすなど思うように準備が進まないことも多々ありました。今回は、そんな保育園前の忙しい朝をどう乗り切ったか、私の体験談をお伝えします。
保育園前の忙しい朝、息子の動きがゆっくりに見えた
午前6時に起床して朝食とお弁当づくり、そして息子の支度に追われます。家を出る時間は午前7時です。普段は20分かかる家事を10分で済ませるなど、大人は時間が限られていると行動が早くなります。
逆に忙しい朝に限って、息子の動きはゆっくりに見えました。急かしたい気持ちでいっぱいになります。でも実際は、息子のペースは普段と同じ。ただ、私が急いでいるから、ゆっくりしているように感じただけだったのです。
「早くしなさい」は効果がなかった
大人は常に時間を意識して行動することができますが、子どもはできません。そうわかっていても、朝の出発時刻に間に合うように「早くしてほしい」というのが正直な気持ちでした。特に悩まされたのが、食事に時間がかかることでした。
毎日のように「早く食べて」と言っていましたが、まったく効果はありませんでした。ただ大人の都合を言っているだけで、具体的にどうやって行動すれば良いか伝わりづらかったのかもしれません。
「急かす」より「楽しめる工夫」を意識!
自我が芽生え始め、なんでも自分でやりたがる1歳児。手伝うと嫌がり、時間がかかってしまうこともありました。そこで私は「急かす」より「楽しめる工夫」を意識してみることに。
たとえば食事が遅いとき、「こうやってモグモグ食べるんだよ」とユーモアを交え、私が食べ物を噛む姿を息子に見せました。すると息子も「楽しい」と感じたのか、食事がすすむことも!「楽しい」と思える時間にすることが、忙しい朝の行動を変えてくれました。
時間に余裕がないと、つい子どもの行動を急かしてしまいがち。でも、急かされる理由さえわからないのに怒られる息子の気持ちを考えると、腑に落ちなくても当然だと気付いたできごとでした。
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イラスト/(c)chicchimama
監修/助産師REIKO
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。