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「一晩で何があったの!?」まるで別人になってしまった娘に困惑…ママも驚きの変化とは?

娘が2歳の冬、ついにわが家にもイヤイヤ期が到来しました。2歳になる少し前から、これがイヤイヤ期かな?というような自己主張をすることがありましたが、真のイヤイヤ期は、ポツポツと降り出した小雨に、首を傾げていられるようなかわいいものではありませんでした。

例えるなら、突然の嵐に吹き飛ばされないように、ずぶ濡れのまま必死にしがみついているような日々。朝から晩までイヤイヤをされる場面はたくさんありましたが、今回は朝のルーティーンを中心に振り返ってみようと思います。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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突然、別人になった娘

2歳の娘の朝は、おむつ替えから始まります。私が出しておいた服を一緒に着替え、朝食をとる、というのがわが家の朝の風景でしたが、その日はまず出だしからつまずきました。おむつを替えるのがイヤだと言うのです。

 

いつもはされるがままにニコニコしている娘が濡れたおむつを脱いでくれません。だからといってそのままにはしておけず、無理やり脱がそうとすると怒って暴れ、出しておいた着替えの服も、これはイヤだと放り投げました。この時点でこれがイヤイヤ期だと気付いていない私は、「ダメだよ」と言って着替えを続行しようとしたのです。

 

急な変化への戸惑い…

多少の好みはあれど、普段は私の出した服を文句なく着てくれていた娘でしたが、この日は違いました。娘は「着ない!」の一点張りですが、季節は冬。特に朝は寒いので、肌着のままウロウロしてほしくはありません。

 

しかし、朝からかんしゃくを起こされ、多少頭に血が上ってきた私の口調は次第に強くなり、それに反発した娘はさらに怒って泣きわめきます。

 

このとき私が冷静であれば、別の服を持ってくる、娘に服を選ばせる、などの選択肢が浮かぶはずですが、昨日までと違う娘の突然の変化に、親である私が戸惑ってしまい、すぐに対応できなかったことが敗因だったと思います。

 

 

イヤイヤ期だと理解するまで

このあと、なんとか冷静さを取り戻した私は、娘自身に服を選んでもらって着替えをすることができました。しかし、この日から娘は私の選んだ服を着てくれなくなり、食事中も、食後の歯磨きも、すべてが容易に進まなくなりました。いつも通りにしたい私と、いつも通りがイヤになってしまった娘。一晩眠っただけで、こんなにも変わってしまうのかと驚きました。

 

娘が生まれたころから、育児書や情報サイトなどで何度も目にしていたはずのイヤイヤ期を、実際に目の当たりにするまで、まったく理解していなかったことを実感したのでした。

 

 

昨日まではできていたのになんで!? という自分自身の気持ちが一番やっかいだったのではないかと、今になって思います。こういうものなのだと割り切って娘に向き合うようにし、あとは娘の中の嵐が去るのをじっと待つことしか私にはできませんでした。自分の体の一部だったわが子が別の人間として生まれ、自分の意思を持って行動する。当たり前のことだとわかっているつもりでしたが、改めて思い知らされたような気がしました。

 

著者:矢飼ふゆ子/30代女性・主婦。4歳の娘と夫との3人暮らし。趣味は映画や海外ドラマを観ること。

イラスト:ななぎ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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