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「親切の押し売りでは」親友の言葉に絶句…良かれと思った助言が相手を追い詰めた理由【体験談】

50代半ばになり、人生経験もそれなりに積んできたと思っていた私。周囲から相談を受けることも多く、「人の力になるのは得意なほうだ」と感じていました。けれどある日、学生時代からの親友に言われたひと言で、自分の“親切”が相手にどう届いていたのかを思い知らされたのです。

親友の悩みに、力になりたいと思った私

50代半ばになった私は、これまでの人生経験から、多少のことなら落ち着いて受け止められるという自負がありました。周囲からも「しっかり者」と頼られることが多く、相談事を受けるのも得意だと思い込んでいたのです。

 

ある日の夕食時、学生時代からの親友であるAさんと話していたときのことです。Aさんは仕事と介護の両立に悩んでおり、ひどく疲れ切った様子でした。

 

私は彼女の力になりたい一心で、「こうすれば少しラクになるんじゃない?」「もっと周りに頼ってもいいと思うよ」と、次々に言葉をかけました。自分の経験も交えながら、少しでも励ましたいと思っていたのです。

 

静かに告げられた「親切の押し売り」

ところが、Aさんは突然、箸を置きました。そして私の目をまっすぐ見つめ、静かにこう言ったのです。

 

「あなたの親切は、ただの押し売りに感じる。私の話を聞いているというより、良いアドバイスをする自分に酔っているように見えるの」

 

その瞬間、周囲の音が遠のいたように感じました。全身の血が引いていくようで、私は何も言い返せませんでした。

 

Aさんは怒っているというより、ひどく悲しそうな顔をしていました。その表情を見て、私はようやく気付きました。良かれと思ってかけていた言葉が、彼女にとっては励ましではなく、さらに追い詰めるものになっていたのかもしれない、と。

 

 

正論を並べていた自分に気付いて

しばらくの沈黙の後、私は自分の振る舞いを振り返りました。私はAさんの気持ちに寄り添っているつもりで、実際には自分の経験や考えをもとに、正論を並べていただけだったのかもしれません。

 

「こうすればいい」「もっと頼ればいい」という言葉は、相手を思ってのものではありました。けれど、疲れ切っているAさんがそのとき本当に求めていたのは、解決策ではなく、ただ気持ちを受け止めてもらうことだったのだと思います。

 

そのひと言は、私が抱いていた「人の相談にうまく乗れる自分」という思い込みを大きく揺さぶりました。落ち込みましたが、それ以上に、自分の未熟さを突きつけられた出来事でもありました。

 

まとめ

それ以来、誰かの相談に乗るときは、すぐに答えを出そうとするのではなく、まず相手の言葉を最後まで聞くように意識しています。経験を重ねたからこそ、つい自分の考えを正解のように話してしまうことがあります。けれど本当のやさしさは、相手を変えようとすることではなく、相手の気持ちをそのまま受け止めることなのだと感じています。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:八田園子/50代女性・パート

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)

※一部、AI生成画像を使用しています。

 

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シニアカレンダー編集部

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