妊娠・出産前には、PMS(月経前症候群)という症状を意識したことはありませんでした。しかし産後は初めての育児と慣れない生活からイライラ……。仕事復帰をきっかけにさらにイライラが増え、特に生理前になると精神的不安定になるとわかりました。ここでは、私がPMSとうまく付き合っていくためにしていることをお伝えします。
産後ガラリと変わる生活に必死に順応
出産後すぐに始まる初めての育児。体の回復もあまりよくなく、夜中もほとんど寝ることができない日々。産前とは生活がガラリと変わり、疲れと不安で常に気持ちが不安定でした。産後3カ月を過ぎ早くも生理が始まりましたが、そんななかでも、少しずつ赤ちゃんと過ごす1日のリズムがつかめるようになってきました。
しかし里帰り出産だったうえに、平日は仕事で帰りが遅い夫は、赤ちゃんに対しても、赤ちゃんのいる生活リズムにも全然慣れず……。その様子に私はかなりイライラしていました。
育休から仕事復帰して気付いたPMS
赤ちゃんのお世話に追われる生活。イライラもあったけれど、赤ちゃんがいるからこそ楽しめるイベントもあるし、癒される日々を過ごせました。夫も、子どもが1歳になるころにはやっと子どものいる生活に慣れ、ちょうど私の仕事復帰もあったので、子どもの世話や家事を積極的にやってくれるようになり助かりました。
しかし、仕事との両立はとてもストレスがかかるのも正直なところ。そんなときに気づいたのが、特に生理前にどうしようもなくイライラしている自分でした。生理が始まってしまえば「何でそんなに周りに対してイライラしたのだろう」と思ってしまうほどです。
PMSとうまく付き合っていくための努力
2人目の妊活を意識し、毎月の生理開始日は「ルナルナ 体温ノートアプリ」に記録していました。排卵後から次回の生理までの2週間程度、主にプロゲステロンの影響で「体重増加」「むくみ」「イライラ」「眠気」などのPMSが現れることがあると、アプリに載っていたので、生理周期を夫に事前に伝えるようにしました。
また、仕事も家事もいつもやり過ぎてしまうタイプなので、その時期はできるだけ無理をしないように意識することにしました。そして、リラックスできるアロマの香りを用意し、なるべくカフェインは摂らない・野菜や魚系、また豆腐などを積極的に摂るように食生活にも気を付けています。それでも症状が完全にはなくならないので、イライラしてしまうときがありますが、夫が理解してくれているのでありがたいです。
ホルモンの影響とはいえ、周りに対してイライラし、後から自己嫌悪におちいってしまうこともあります。そのため、自分の生理周期を把握し、症状の出る時期には無理をしないよう意識しています。PMSとうまく付き合っていくためには、心にも時間にも余裕を持つことが大切だと思いました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
監修/助産師REIKO
著者:桜井りこ
1女の母。服飾パタンナーを経て、現在は化粧品会社時短勤務。不妊治療からの妊娠。美容・コスメ・健康系と合わせ、自身の体験をもとに、妊娠・子育てに関するライターとしても活動中。