こんにちは! 7児の母、山口紫織です。私は自身の子育て経験を生かし、子育てセミナーを主宰しています。セミナーでは、「どうしたらそんなに子育てや家事に協力的になってくれるんですか?」「最初からそうだったんですか?」など、旦那のことを聞かれます。
「頼れる旦那の育て方」後編では、実家暮らしで家事力ゼロ、育児もしなかった旦那を育てることになったきっかけと、その結果をお話しします。
旦那を教育をしようと思った理由
15歳で旦那と出会い、19歳で妊娠、20歳で出産、結婚。
周りの友だちには、結婚している人も、子どもがいる人もおらず、親や親戚も近くにいません。
第一子が生まれた当時、20歳だった旦那は、毎晩のように夜遊びに行くのが当たり前でした。ずっと実家暮らしだったので、家事スキルはゼロ。育児どころか家事もやってくれません。その後、年子で2人目を出産し、3人目を妊娠しました。
「ママには手は2本。2人まではどうにかなってきたけど、3人はこのままじゃ無理。手が足りなすぎる……。旦那を教育しなければ!」と思い立ちました。
そして、前編でご紹介したように、家庭をコンビニ、旦那は新人バイトだと思うようにして、ひたすら旦那の新人研修をおこないました。
自分でやったほうが早い。けれど…?
「パパが家事をしない」と悩む方も多いと思います。私もそうでした。
家事をやってもらったとしても、いろいろ聞かれて面倒に思ってしまったり、自分と違うやり方にストレスを感じてしまったりして、「それなら私がやったほうが早いから自分でやる」といった具合です。
でも、実は「やり方がわからない」、ママが全部やってしまって「できる機会を奪ってしまっている」のかもしれません。
私たちも初めての赤ちゃんにオロオロしているように、パパも初めての家事育児にオロオロしているんです。店長を目指して育てれば、新人アルバイトは店長になれるんです! 新人パパも、ママが頑張って育てれば、ママにとって頼もしい存在になってくれます。
「頼れる旦那」が完成! その後こうなった!
結婚した13年前、家事スキルも育児スキルもゼロ、赤ちゃんがいても平気で夜遊びにでかけていた旦那。
3人目を産んだころには家事・育児ができるようになり、「頼れる旦那」が完成した今では、私が7人目出産時に入院していたときも、旦那が子ども6人の家事育児をワンオペでできるまでに成長してくれました。
授乳での寝かしつけが必要な末っ子を除いて、上の子6人は旦那ひとりで寝かしつけられます。子どもたちの夜泣きも旦那が起きて対応してくれるし、断乳するとき、毎回子どもが大泣きしますが、断乳が終わるまで毎晩子どもが寝るまで抱っこしてあやしてくれました。
ほかにも、私が不在のときに掃除スイッチが入るらしく、帰宅すると家がピカピカになっていたり、お風呂や排水溝などの水回りの掃除は気づいたらいつもやってくれています。毎朝子どもの園の準備は「かわいいから」って理由で、子どもを抱きっぱなし、片手で準備していたり。家事も育児もしっかりやってくれて助かります。
旦那が仕事で深夜遅くに帰宅したのに、家事・育児をやってとは言いません。「やれるほうがやる」「やってくれたらありがとう」という精神で夫婦関係も良好に保っています。
家事・育児を分担することで、私の自由時間も増え、心にもゆとりができました。
わが家ではこうして、私にいつ、もしものことがあったとしても、安心して旦那に任せることができるほどの「家事・育児力MAX夫」を完成させることができました! パパ教育が完成すると、子育てはすごくラクになって、笑顔で子育てができるようになります!
子育てがつらい、しんどいと悩んでいるママさん、「頼れる旦那」に育てるパパ教育、導入してみてはいかがでしょうか。