夫が作った昼食のメニューに思わず絶句!
ある日曜日。料理などほとんどすることのない夫が突然、「たまには家族に料理を振る舞いたい」というので、昼食作りを夫に任せることにしました。私はその間、リビングで子どもたちとお店屋さんごっこをして遊ぶことに。
30分ほどたってから、「お昼ごはん、できたよ〜!」と夫が言うので、おもちゃを片付け、ダイニングテーブルに子どもたちと向かいました。すると、そこにあった昼食のメニューに思わず絶句。
サラダうどんを作ってくれていたのですが、2歳の娘のお皿にも生卵に近い半熟卵、ミニトマトが丸ごと数個、さらにはラー油までかかっていたのです。思わず私は「娘ちゃんのごはん、誰かと置き間違えてる?」と夫に聞くと、夫はキョトンとした顔で「え? 子どものお皿にちゃんとよそっているし、合ってるはずだよ?」と言います。
私がすかさず「3歳になるまで卵はしっかり火を通さないといけないし、子どもたちは丸飲みしてしまう可能性があるから、ミニトマトは小さめに切って食べさせているよ。あと、辛いものはまだ食べたことがないし、刺激が強過ぎて食べられないよ」と説明すると、夫はびっくりして「知らなかった……」と。
いつも私が作って食べさせている食事を何も見ていなかったのかと思うと腹が立ってしょうがなかったですが、私はグッと堪えて「おいしそう! 私が食べてもいい? 子どもたちには何か一緒に作り直そう!」と提案しました。それから、子どもたちには改めて冷やしうどんを2人で作り直し、少し遅めの昼食を家族で楽しむことができたのです。
普段、育児にあまり関わっていない夫に少しでも苦労をわかってほしかったので、昼食作りを任せて、大変さを味わってもらおうと思っていた私。結局、作り直して私の手間も省かれませんでした。
その夜、私は子どもが生魚を食べる時期や食材の大きさ、食中毒などの注意点についても伝えました。自分の無知さをとても反省していた夫。それからは、私が子どもたちに作っているごはんをよく観察してくれるようになり、夫が幼児食に興味を持つきっかけとなったのでよかったです。
著者:なかまる あゆみ/30代女性/2019年生まれの男の子、2021年生まれの女の子を子育て中のシングルマザー。インナービューティーダイエットアドバイザー、食生活アドバイザーの資格を所持。
イラスト:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)