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「年齢や疲れのせい?」むくみとしびれが続いた52歳の私に下った診断とは【医師監修】

私は52歳のころ、むくみや手足のしびれ、強い疲労感などに悩まされるようになりました。年齢や疲れのせいだと思っていましたが、症状が改善せず医療機関を受診。診断後は医師の助言に従って治療を続け、4カ月後には血液検査の数値が基準範囲内に戻りました。不調の原因と、体調が改善するまでの経緯をお話しします。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師駒形依子 先生
産婦人科 | こまがた医院院長

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
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むくみで思うように動かない体

私は2023年の春、顔や体のむくみ、手足のしびれ、ろれつが回りにくくなるなどの症状を自覚しました。私は母親を亡くしてストレスを抱えていましたし、仕事や育児の疲れが出ているのかもしれないと経過を見ていました。しかし、なかなか体調が改善せず、思うように体を動かすこともできませんでした。

 

不安を感じた私は、かかりつけの皮膚科医に相談し、その後、内科を受診。「橋本病による甲状腺機能低下症」と診断されました。

 

そのときに受けた詳細な血液検査の結果では、「LDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)」の値が基準範囲を大きく上回り、「甲状腺刺激ホルモン(TSH)」の値も基準範囲を大きく上回っていました。また、他にも複数の検査項目について指摘を受けたことを覚えています。

 

前年の健康診断時の体重と比べて体重は8kgほど急激に増え、抜け毛も気になっていました。疲労感が強く、休日はなかなか起床することができませんでした。周りからは「ハアハア息が切れていて、きつそうだ」とか「耳の聞こえが悪くなっていないか?」と言われることもありました。

 

「橋本病」の診断を受けたことで、それまで感じていた症状が一つにつながっていくようでした。

 

服薬治療と生活習慣の見直し

最初は、ごく少量の薬による治療から始まりました。処方されたのは、甲状腺ホルモンを補う薬でした。医師からは「今の薬の量ではまだ足りないけれど、体への負担を見ながら、少しずつ薬の量を増やして様子を見ていきますね」と言われました。2週間ごとに通院し、問診と薬の処方を受けました。

 

医師から「仕事も無理をしないようにね」と言われていました。橋本病による不調を自覚するまでは、外で動き回ることも夜遅くまで起きて仕事をすることも多々ありました。

 

しかし、「健康なくして、仕事はおろか何もできない」と一念発起。まずは体調を回復させることを優先し、自宅で過ごす時間を多くしました。仕事も思い切って早い時間で切り上げ、睡眠時間を十分に確保することを心掛けました。

 

私は数年前、仕事と家事・育児の合間に勉強をして、国家資格である「衛生管理者」の資格を取りました。衛生管理者とは、労働環境における衛生全般の管理をする者であり、その資格です。仕事の効率化や生産性向上を意識しながら、「健康管理と仕事復帰への道のりを自分で管理できてこそ衛生管理者だ」と自分を奮い立たせました。

 

食事も、栄養バランスを考えたメニューを、できるだけ決まった時間にとるようにしました。また生活面でも、頑張るときと休むときのバランスを意識し、無理をし過ぎないよう心掛けました。

 

 

血液検査の結果、数値が基準範囲内へ

7月に入ったころ、体が動きやすくなってきたなと実感し始めていました。薬の量は、最初4月に受けた検査結果の数値から考えるとまだまだ足りていない量だったのですが、6月以降、薬の量は増えていませんでした。そして、通院は3週間に1度へと間隔が長くなっていきました。

 

定期的に甲状腺関連の数値を確認する検査も受けていましたが、その結果と私の状態を見て、医師が「また詳細に血液検査をしてみましょう。薬の量は増やさずこのままで」とのこと。私は「ん? この薬の量で様子を見るの?」と疑問に思いながら、血液検査の結果が良くなっていることを願っていました。

 

お盆前に、検査結果の説明を受け、薬を処方してもらうために病院を受診しました。そのときに医師から「コレステロール値が基準範囲内になっているよ。甲状腺刺激ホルモンの値も基準範囲内! 検査項目がいずれも落ち着いているよ!」と、検査結果の用紙を見せてもらいました。

 

言われた私も、うれしさ8割、信じられない驚き2割の状態でした。次回の受診は2カ月後となり、定期的に検査をして、この調子で良好な結果が続けば、3カ月後、半年後、もっと長い間隔での受診となるそうです。

 

医師からは、薬を1週間ほど飲み忘れると体調に影響が出る可能性があると聞いているので、薬との付き合いは今後も続くと思いますが、適切な診断と治療を受け、生活習慣も見直したことで、ここまで体調が改善したことをうれしく思いました。

 

まとめ

私は「橋本病による甲状腺機能低下症」と診断され、心身ともにつらい時期を経験しました。しかし、適切な診断と治療を受け、生活習慣を見直しながら療養したことで、数値や体調が改善していきました。

 

今回の経験で、「何事も健康あってこそできること」だと実感。生活でも仕事でもつい無理をし過ぎる傾向がある私にとって、今回の不調は体からの警告だったのではないかと思っています。規則正しい生活を続けることの大切さを、身をもって実感しました。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

※AI生成画像を使用しています

 

監修:駒形依子先生(こまがた医院院長)

著者:榎本 むつみ/50代女性・会社員。マスコミで働いていた両親に似て、仕事に真っ黒になるきらいがある。衛生管理者の資格所持者。仕事と健康の両立を図ろうと奮闘する一児の母。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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