育休が明けて職場復帰をした私は、育休のときにはしっかりできていた家事が思うようにいかなくなり、日に日にストレスフルに。そこで、家事に追われてイライラするのは嫌! と思い、時短の工夫をしてみました。すると一気にストレスフリーな生活が実現したので、ここでお伝えしたいと思います。
育休明け、余裕のなさに愕然
私は、娘が1歳3カ月のときに育休が明け、職場復帰をしました。職場も保育園も家から近いので、さほど心配はしていなかったのですが、実際復帰してみると生活が一変。仕事と家事・育児の両立の大変さをつくづくと感じる日々でした。
育休の間、私は自分たちの食事や娘の離乳食をしっかり作り、洗濯も掃除も毎日してきれいな部屋を維持できていました。一方、復帰後はフルタイムでの勤務で、お迎えの時間が遅くなり、まったく余裕がなくなったのです。
帰宅後から娘を寝かせるまでの時間は毎日が戦争のような日々。ごはんは質素になり、洗濯は洗って干すのが精一杯。掃除もする時間が取れなくなり、部屋は荒れ放題でした。そんな余裕のなさに、私は愕然としてしまいました。
料理の手抜き、時短を考えてみた!
生活リズムが変わり、思うようにいかないことが多く、私はストレスが溜まる一方でした。特に料理が嫌いな私は夕食作りに追われるのが嫌で、まずは料理から手抜きをしようと決めました。平日に行く余裕がない買い物は休日に行き、1週間分まとめて買います。
食材選びのポイントは、30分以内で仕上がるもの。下味付きの肉・魚や5分でできる冷凍の餃子、副菜になるお惣菜は私にとっては必須アイテムです。メニューは考えず、とりあえず時短で作れて安いものを買ってきて、仕事から帰宅後に娘と遊んであげながら30分で夕食を仕上げられるようになりました。それだけでだいぶ帰宅後の時間に余裕が生まれて気持ちがラクになったのです。
掃除・洗濯は割り切って手抜き
洗濯物はたたむこともままならず、何日分も溜まっていきました。また、掃除機は平日には朝も夜もかけることができず、結局週末まで汚いまま。そんな家の状態にもイライラが募っていた私ですが、どうあがいても時間がないのはしょうがない! と割り切ってみることにしたのです。その代わり、手抜きながらも日々できることを実践してみました。
洗濯物は取り込んだらカゴの中に入れておき、他の家事に手間がかからなかったときにまとめてたたむように。掃除も、平日は汚くなったらお掃除シートでササッと汚れを取り除き、休日に一気に掃除をしました。お掃除シートは娘も遊び感覚で一緒にやってくれたので、一石二鳥でした。
片付けしやすい収納に変換
私にとって厄介だったのが片付けでした。余裕がないとつい使ったものをテーブルの上に置いてしまい、保育園・職場の書類が散乱してしまうのです。また、娘が成長するにつれて玩具が多くなり、片付けられずバラバラになっていることが多々ありました。
そこで、改めて片付ける必要がないよう、物の定位置を決めた収納に変換! 定位置は日常の生活導線に合わせて設定し、使ったらすぐ片付けられるようにしたのです。娘の玩具は成長に合わせて入れ替えをし、自分で片付けやすい量、収納方法にしてみました。すると、物がバラバラになることが少なく、片付けの手間がかからずに済んで、かなりストレスフリーになりました。
仕事と家事・育児の両立は、私にとっては想像していたよりもはるかに大変でした。育休のときと同様にはできないことを感じ、最初は愕然としましたが、そこで頑張り過ぎずに思い切って手を抜き、時短の工夫をしてみたことで精神状態が良い方向に向いたのが何よりもよかったです。
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著者:川口まりえ
小学生の女の子の母。保育・福祉系の資格を持ち、それらを生かした活動をする傍ら、自身の妊娠・出産・育児の経験をもとに記事を執筆中。