ベビーバスを使った沐浴方法!イラスト付きで手順&ポイントを解説

2019/12/20 13:30
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この記事では医師監修のもと、ベビーバスを使った赤ちゃんの沐浴方法についてお話しします。赤ちゃんがおなかの外の世界に慣れるまでの生後1カ月程は、きれいなお湯とベビーバスを使用して入れてあげましょう。
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今回は、ベビーバスを使った赤ちゃんの沐浴方法についてお話しします。

 

沐浴をする目的

赤ちゃんをお風呂に入れることを沐浴(もくよく)といいます。
赤ちゃんは新陳代謝が活発で、汗や垢、皮脂が発生しやすいので、体を清潔に保つために1日1回は沐浴しましょう。

 

赤ちゃんがおなかの外の世界に慣れるまでの生後1カ月程は、きれいなお湯とベビーバスを使用して入れてあげましょう。
産後の1カ月健診で、赤ちゃんが順調に育っていて小児科医から許可があれば、ベビーバスを使った沐浴を卒業して、大人と一緒にお風呂に入る方法に切り替えて大丈夫です。


ただし、親が赤ちゃんとお風呂に一緒に入ることにまだ自信が持てない場合、湯船の中で親が赤ちゃんを抱っこすることを不安に感じる場合、上の子がいて同時にお風呂に入ることが大変な場合、里帰りから自宅へ戻りサポートが不足する場合は、生後4カ月ごろまでベビーバスを使っている親子も少なくありません。ご家庭の状況に合わせた方法で赤ちゃんの清潔を保ちましょう。

 

沐浴に必要な物品

沐浴中に使う

□ベビーバス
□洗面器
□沐浴布(タオルor手ぬぐいでOK)
□ベビーソープ(液体or固形)
□湯温計(温度設定できる場合は不要)

 

沐浴後に使う

□バスタオル
□おむつ・おしり拭き
□基礎化粧品(化粧水、乳液、リップクリーム、ハンドクリーム)
□着替え
□保湿剤

 

その他

□おへその消毒セット(出産施設からもらえることもあるため購入前に要確認)
□綿棒(ベビー用でもOK)
□ベビー用ヘアブラシ
□ベビー用爪切り

 

 

赤ちゃんをお風呂に入れるときのポイント

【回数】
基本的に1日1回でOK

 

【時間帯】
・赤ちゃんが満腹のとき、空腹のとき、授乳直後30分以内は避けましょう。
・午前中~夕方までの時間帯に入れるようにしましょう。
 赤ちゃんの様子がいつもと違ったときに、診療時間内にスムーズに受診することができます。早朝や夜中に沐浴することは、思いがけない事故を起こす可能性があるので沐浴の手順に慣れるまでは、日中の時間帯に沐浴をしましょう。
・慣れてきたら、出勤前にパパが沐浴、あるいは定時で帰宅できる日限定で夜間帯に沐浴など家庭の状況に合わせて変更してもかまいません。
・毎日決まった時間帯に沐浴することで授乳のタイミング、ママの食事やお風呂に入る時間、睡眠や休息の時間などをパターン化できます。また、赤ちゃんも毎日同じような流れを繰り返すことで生活リズムが整えられます。
・慣れるまで、可能であれば大人が2人以上いる状況で沐浴をしましょう。家族内でのサポートが不足する場合は、居住地の保健所や保健センターへ相談して、産後のヘルパー派遣の利用をしましょう。

 

【室温】
20℃前後を目安に。寒すぎず、暑すぎない環境。

 

【湯の温度】
38~40℃程度。

 

【入浴時間】
湯に浸かる時間は5分程度。服の着せ替えも含めて10分程度。
あまり長いと赤ちゃんが疲れたり、湯冷めします。

 

【洗い方】
固形石けんや液体石けんを使用するときは、そのまま直接体につけるのではなく、しっかり泡立てて、泡で優しく汚れを浮かせながら素手で洗いましょう。

 

【保湿】
生後間もない時期から保湿をすることは、肌のうるおいを保ち、バリア機能を補い、湿疹やアトピー性皮膚炎、その他のアレルギー疾患の予防になります。
入浴後に保湿しないと、入浴前よりも皮膚は乾燥します。沐浴や入浴した後、5分以内を目安に保湿剤を塗ると効果的です。保湿剤は、たっぷりと皮膚にのせるように塗りましょう。

 

沐浴を控えたほうが良いとき

赤ちゃんが発熱しているとき(目安:37,5℃以上)やいつもより眠っている時間が長いとき、元気がないときは沐浴を控えます。
首回り、わきの下、おしり、足の付け根など汗をかきやすく汚れやすい部位だけ、湯で絞ったガーゼやタオルで拭いて着替えさせましょう。

 

沐浴の手順

手順1

1.湯で絞ったガーゼで顔を拭く。

 

手順2

 

2.赤ちゃんの服を脱がして、赤ちゃんの首から頭を支えたまま、沐浴布で体を覆い、足からゆっくり湯に入れる

 

 

手順3

 

3.頭を泡で優しく、手指の腹でなでるように洗う。洗い終えたら、湯をかけてすすぐ。

 

手順4

4.首→胸→おなか→両腕→両足を泡で優しく、手指の腹でなでるように洗う。皮膚の重なっている部分やくびれた部分も丁寧に洗い、湯をかけてすすぐ。

 

手順5

 

5.背中を手指の腹でなでるように洗う。洗い終えたら、湯をかけてすすぐ。

赤ちゃんの扱いに慣れるまでは、赤ちゃんを下向きにして入れる方法にこだわらないで大丈夫です。あお向けのまま背中を洗いましょう。

 

手順5

 

6.外陰部とおしりを手指の腹でなでるように洗う。洗い終えたら、湯をかけてすすぐ。

【男の子】
おちんちんを持ち上げるようにして親指と人さし指でやさしく洗う。陰嚢の前側と裏側も忘れずに。
【女の子】
外陰部のひだの部分は指の腹でそっとなでるように洗う。
細菌感染を防ぐため、前側から後ろ(尿道口から肛門に向けて)の方向へ洗う。

 

手順7

 

7.泡が残っている場合はかけ湯もしくはシャワーをかけてすすぐ。
全身の水分をよくふき取り、おへその消毒をする。

 

手順8

 

8.保湿をした後、おむつを当てて、服を着せる。

 

手順9

9.必要があれば、綿棒で耳と鼻の手入れ。1週間に1回程度爪切り。
赤ちゃんが動くようであれば、沐浴直後に無理にやらないでOK

 

手順10

 

10.赤ちゃんが欲しがるようであれば、授乳しましょう。

 

まとめ

初めての沐浴も久しぶりの沐浴も、緊張することでしょう。準備さえしっかりと整えていれば大丈夫です。慣れるころにはベビーバスを使った沐浴は卒業です。沐浴は意外と体力を使うものなので、家族で協力して行いましょう。家族内のサポートが不足する場合は、居住地の保健所や保健センターへ相談して、産後のヘルパー派遣を利用しましょう。


また、最近ではベビーバスを使わないシャワーで沐浴する方法も主流になってきました。やり方は以下を参考にしてみてくださいね。
 

 

監修者

医師 松井 潔 先生

小児科 | 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長


愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医


経歴

1986年 愛媛大学医学部卒業

1986-1988年 神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント

1988-1990年 同神経内科非常勤

1990-1992年 国立精神・神経センター小児神経科レジデント

1992-2005年 神奈川県立こども医療センター新生児科 医長

2005年− 同総合診療科 部長


著者

助産師 古谷真紀


一般社団法人産前産後ケア推進協会プロジェクトリーダー

大学病院勤務を経て、2015年より現職。妊娠中や産後の女性のココロとカラダの相談、ママパパ&赤ちゃんのちょっと気になるコトに日々応えています。



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