年末年始はセールや福袋の販売、帰省や旅行、初詣など出費の多い時期です。そのため、適切な出費を心がけないと思いがけず使い過ぎてしまう可能性もあります。今回は、年末年始に買っていいもの・ダメなものについてお伝えします。あくまでも一般論ですので、店舗や地域、商店街等によっては当てはまらないケースもあることをご承知おきください。
なるべく早めに買っておいたほうがいいもの
【1】帰省や旅行、初詣などで利用する切符
年末年始に予定が決まっている場合で、長距離の移動をする鉄道・バス・飛行機・船等利用する場合には、早めの予約が必要です。JR(新幹線、在来線特急など)の指定席であれば、1カ月前から販売しています。航空券も早期の予約であれば、通常運賃より安く購入できますが、購入できる席数の上限もあるので、予定が決まっている場合は早めの確保を検討しましょう。
また、初詣や旅行用の割引切符や往復乗車券を販売している鉄道会社もありますが、中には年内で販売を終えてしまうものもありますので、予定のある場合は駅や鉄道会社のホームページ等で割引切符の内容や販売時期・使用時期を確認するといいでしょう。
【2】食品(保存できる生鮮食品やおせち食材など)
消費期限内に使い切ることが前提ですが、生鮮食品やおせち料理の食材はクリスマスが終わると価格が上がる傾向にあります。調理や冷凍によって保存期間を延ばせる食材やおせち料理の中で日持ちのする食材はひとまずクリスマスまでに購入できるものがあれば購入しておきましょう。
年始に買ったほうがいいもの
あくまでも必要なもの、欲しいものであることが前提ですが、福袋やセール品を上手に活用しましょう。
【1】食品の福袋
普段から利用する食品やカフェ・小売店等の食品中心の福袋であれば、無駄になることも少なく、価格も単品で買うよりお得になることも多いので、買うとお得になるケースがほとんどです。人気の高いものは並ぶのに時間がかかることや売り切れてしまう可能性があることもお忘れなく。
【2】中身の見える福袋
数量限定や予約であるケースもありますが、すでに中身や内容が分かっている福袋は事前にお得な度合いが分かりますので、福袋の中では購入してもお得になる可能性が高いです。しかし、予算が足らずリボ払いにしたり、そもそも必要のなかったりするものの場合は、しっかりと優先順位を付けた上で購入するようにしましょう。
【3】数量限定のセール品・初売り品
先着順は並ぶことが必須で、抽選であれば倍率が高くなることは前提ですが、数量限定の衣料品・電化製品等は客寄せの効果もあるため、ブランドやメーカー等にこだわりにない場合はかなり安く手に入る可能性があります。逆に購入できなかった場合に、別の商品を購入したくなる場合も少なくないので、購入できなかった場合はどうするかを事前に考えることが必要でしょう。
年始に買わないほうがいいもの
【1】中身の見えない福袋
地域の習慣や縁起物の意味合いで損得関係なく購入する場合は別ですが、中身や内容の確認できない福袋はあまりおすすめできません。近くに中身の見える福袋を扱っているお店がない場合は、インターネットのショップで取り扱っていないか、欲しいものがそもそも安く売っていないかを確認してみましょう。
【2】緊急性の低い電化製品
引越しや急な故障で必要な場合は仕方ない部分もありますが、使っている電化製品を買い替えようと思った場合は、年末年始より2月~3月に購入すると同じものが安く買える場合や値下げに応じてもらえる金額が大きくなる傾向にあります。年末年始は財布のひもが緩みやすい傾向の反動で、2月は閑散期になりやすく、3月は決算前のセール期間であることも少なくありません。そのため、緊急性の低い電化製品は少し待ってから購入すると年末年始よりお得に購入できる機会が増えます。
年末年始は働く人も少なく、帰省や旅行で人の流れも変わり雰囲気が独特になる時期で、お店の様子や売り方も普段と異なるケースが多いです。そのためお店側も財布のひもを緩めようといろいろ対策をしてきます。必要なものや欲しいものをお得に買える時期でもありますが、不必要なものを買ってしまう可能性のある時期でもあります。上記は一般論ですが、優先順位をしっかりつけて、お得なお買いものをできるように心がけてください。