病院から帰宅した夫が、義母から頼まれていた買い物を済ませて部屋に届けると、義母がうちわをあおぎながら「寒い」と言います。部屋は冷房がかかっているので、発言とは裏腹な行動に夫は困惑。義母がさらに「日が差してきたから寒い」と言うので、夫が「冷房かけて、うちわであおいでいるけど、暑いんじゃないの?」と聞くと、「暑いの!」と急に発言を訂正していました。しかし、数分後。今度はまる子さんが部屋に行くと「エアコンが寒いんだけど、どうすればいいんだろうか」とのこと……。うちわは持っていなかったので、本当に寒い? と思い、「寒いなら、エアコンの温度を上げれば冷風が弱まる」と伝えたのですが、結局のところ義母の体感はわからずじまいでした。
義姉の存在が心強かった

直腸脱と子宮脱を患う義母。この日は、循環器内科の受診日です。直腸科を受診したときの様子を見て、車椅子移動になることを想定し、義姉にも付き添いをお願いしました。

車なので歩行器は置いていくことに。確認すると、歩行器にバスタオルがかかっていたので、義母に持って行くものかどうかを確認します。

いらないとのことだったので、そのまま出発しました。

しかし、到着すると「タオルは?」とひと言。

義母の指示通り置いてきたと言うと……。

義母がいらないと言ったのは「手ぬぐい」らしいです……。

あのバスタオルは、病院での冷え対策だったらしく、寒くていられないと怒ってしまいました。

私はバスタオルって言いましたけどね……。

絶対に「バスタオル」って言ったのに……。

出だしから不穏な空気が漂う中、診察がスタート。採血、X線、問診と順調に進んだかに見えましたが、まさかの入院決定です。

医師からは、直腸脱と子宮脱の手術に向けて、1~2週間の入院が必要だと言われました。

想定外の展開に、義母はパニック。ここで手術をすると思い込んでいるようで、説明します。

義母が理解できるまで、義姉と何度も説明しました。

時間をかけて、ようやく義母も理解できたようで、私は義姉に義母を任せて入院手続きへ。

義母が病室へ移動している間、私たちはもう一度医師と話をしました。そこで聞かれたのが、万が一の場合の延命措置に対する考え方。やっぱり義姉に来てもらってよかったです。

私は、実子である夫や義姉の気持ちを最優先したいと答えました。

医師からは、「今の段階では中間策を取りましょう」と提案されました。

延命措置については、家庭によっていろいろな考え方があります。

医師の提案を聞いた義姉は……。

その提案を受け入れていました。

帰宅後、夫に報告すると、夫は義母から延命措置について希望を聞いていたようで……。

夫なりの解釈についても確認できました。

本人が決められるのなら、それがいいのかもしれませんが……。

とりあえず、夫も義姉の決断に寄り添ってくれるとのことで、一件落着です。

私としては、義母が拒否する「痛い思い」というのが、手術そのものを指しているような気がするのですが……。

手術を2回に分けるとなったら、1回目の記憶が残るので2回目はやらないと言いそうです。だから、おなかに小さな穴を数カ所開け、そこからカメラや細い器具を入れて、モニターを見ながらおこなう「腹腔鏡手術」にして1回で終わらせたほうが、本人の負担も軽いと思うのですが。手術、どうなるんだろう……。
この日は、循環器内科の受診日。病院が駐車場から遠いため、義姉にも付き添いをお願いしました。車いす移動になると歩行器は不要だと思い、置いていくことに。歩行器にはバスタオルがかかっていたので、義母に持って行くのかを確認すると「あれは濡れているからいらない」とのことで、そのまま出発しました。しかし、病院に着くと「タオルは?」と聞いてきます。要らないというから置いてきたと答えると「私はね、手ぬぐいはいらないって言ったの!」と怒り出す義母。バスタオルは、寒さ対策で持って行くつもりだったようです……。私はバスタオルって言いましたけどね。
出だしから雲行きがあやしい中、診察がスタート。採血、X線、問診と順調に進んでいるかのように見えたのですが、医師から「カリウムの値がかなり低いので、このまま入院してください」と言われてしまいました。突然のことに、義母はパニック。手術まで様子を見るだけだと言っても、理解できないのか待合所で「直腸脱と子宮脱の手術は、2回に分けてしたほうがいいと思う。この体では全身麻酔に耐えられないと思う」と、青ざめて言っていました。義姉と私で何度も説明し、ようやく納得してくれて、私は入院の手続きへ。
その後、義母が病室に移動している間に、改めて医師と話しました。そこで、入院中に万が一のことがあった場合の延命措置について、考え方を聞かれたので、私は実子である夫や義姉の気持ちに合わせると答えました。義姉は、医師がその場で提案してくれた案を了承したので、私は帰宅後にそれを夫にも報告。夫は、義母から直接延命措置について聞いているようですが、義姉の判断に合わせるとのことで一件落着。入院手続きをしている間に義母のお世話を任せられたし、延命措置についても決められたし、この日は義姉に付き添ってもらえて本当によかったです。
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介護をしている中で想定外のことが起きるのは仕方がないとしても、今回のようにその場での決断を求められると、困ってしまうこともありますよね。あまり考えたくはないですが、「もしものとき」については、介護に関わる家族や親族で早めに話し合い、本人の意向も確認しておくと安心ですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!
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