我慢していた不調
少し前から、私は体のだるさやめまいを感じることが増えていました。朝起きても疲れが抜けず、家事をしている途中で立ちくらみがすることもありました。
最初のうちは「寝不足かな」「年のせいかな」と思い、あまり深く考えないようにしていました。しかし、不調はなかなかよくならず、買い物へ行くだけでも息切れするようになっていきました。
夫に「最近、めまいがするの」と話しても、夫は「大げさだな」「少し休めば治るだろう」と笑うだけでした。悪気はなかったのかもしれませんが、その言葉を聞くたびに、私はつらさをわかってもらえない寂しさを感じていました。
娘に促されて受診
そんなある日、娘が帰省してきました。私の顔を見るなり、「お母さん、顔色が悪いよ。ちゃんと病院に行った?」と心配してくれました。
私は「少し疲れているだけ」と答えましたが、娘は納得しませんでした。家の中で何度も座り込む私を見て、「これは一度診てもらったほうがいい」と強く言ったのです。
娘に背中を押される形で、夫にも付き添ってもらい、病院へ行きました。検査を受けると、医師から貧血があると説明されました。数値も低く、しばらく治療が必要だと言われたとき、私は「やっぱり気のせいではなかったんだ」と思いました。
夫が態度を改める
医師から「無理を続けると日常生活にも影響が出ます」と説明されたとき、隣にいた夫の顔色が変わりました。それまで軽く考えていたようでしたが、初めて事の重さに気付いたようでした。
帰り道、夫はしばらく黙っていました。そして家に着くと、「気付かなくてごめん。大げさなんて言うべきじゃなかった」と謝ってくれました。
それから夫は、買い物や洗い物を自分から手伝うようになりました。私が少し休んでいると、以前なら「まだ休んでいるのか」と言いそうな場面でも、「今日は無理しないで」と声をかけてくれるようになったのです。
まとめ
家族だからこそ、つい相手の不調を軽く見てしまうことがあるのかもしれません。けれど、本人がつらいと訴えているときは、まず受け止めることが大切だと感じました。私自身も、我慢すれば何とかなると思い過ぎていたところがあります。体のサインを見過ごさず、早めに相談すること。そして家族の不調を「大げさ」と決めつけないこと。その大切さを、今回の出来事で強く実感しました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:新田仁子/60代女性・主婦
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
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