記事サムネイル画像

「血のつながらない他人でしょ」養子の姉をあざ笑う妹。両親が告げたもう1つの事実に妹が絶句

私は20代の会社員です。仕事にも慣れ、1人暮らしをしていましたが、定職に就かず、たびたび金銭問題を起こす妹には長年悩まされていました。そんなある日、妹から突然、「お姉ちゃんは養子だった」と告げられます。戸惑いながら両親に確認すると、私が幼いころに養子として迎えられていたことを知りました。しかし後日、両親を交えた話し合いの場で、妹が知らなかったもう1つの事実が明らかになったのです。

 

金銭問題を繰り返す妹

妹は成人後も仕事が長続きせず、収入が安定していない一方で、友人との遊びや買い物にはたびたびお金を使っていました。両親にお金を借りるだけでなく、友人との間でも金銭問題を起こしていたようです。

 

ある日、母から「妹が友人に借りたお金を返せず、代わりに支払った」と聞き、私は妹に連絡しました。

 

「友だちから借りたお金を返していなかったって、本当なの?」

 

すると妹は、悪びれる様子もなく答えました。

 

「そうだけど。気になるなら、お姉ちゃんが代わりに返してくれればよかったじゃん」

 

「もうお父さんとお母さんが肩代わりしたんでしょう? いつまで周りに迷惑をかけるつもりなの?」

 

私が注意しても、妹は笑うだけでした。そして、「相変わらず偉そう」と不満そうに電話を切ったのです。

 

私はこれまで、両親に頼まれるたびに妹へ注意し、問題が起きれば間に入ってきました。私も妹に頼み込まれ、何度かお金を貸したことがありましたが、約束通りに返してもらえないこともありました。しかし、本人が変わろうとしない限り、私が代わりに問題の後始末をしても意味はありません。

 

妹を心配する気持ちはありましたが、これ以上金銭問題に巻き込まれないため、少しずつ距離を置こうと考えていました。

 

妹から告げられた出生の事実

それからしばらくしたころ、妹から突然メッセージが届きました。

 

「お姉ちゃんの秘密を見つけちゃった」

 

妹は、母から頼まれて実家の収納を整理していた際、私の名前が書かれた保管箱の中から、古い育児日記を見つけたといいます。そこには、20年以上前に私を養子として迎えた日のことが書かれていたそうです。

 

「お姉ちゃんって養子だったんだね」

 

私はすぐには何も返信できませんでした。妹はそんな私の動揺を楽しむように、さらに言葉を重ねました。

 

「今まで偉そうに説教していたけど、本当の姉でもなかったんだ」

「結局、私とは血のつながらない他人ってことでしょ?」

 

私は妹とのメッセージのやりとりを打ち切り、その日のうちに母へ連絡しました。母はしばらく黙った後、私を幼いころに養子として迎えたことを認めました。そして、これまで伝えられずにいたことを謝ってくれました。

 

突然知らされた事実に、私は大きな戸惑いを覚えました。なぜこれまで伝えてくれなかったのかという思いもあり、すぐには気持ちを整理できませんでした。母は、私が幼いころから何度も伝えようと考えていたものの、私が傷つくのではと恐れ、話す時期を逃し続けてしまったと説明しました。

 

そうした経緯を聞くうちに、育ててもらった時間や、家族として過ごしてきた日々まで消えるわけではないと思うようになりました。

 

しかし、妹は違ったようです。

 

数日後、妹から再び電話がありました。

 

「養子だってわかったんだから、もう家族みたいな顔をしないでよ」

 

その言葉に、私は深く傷つきました。

 

それでも感情的に言い返すことはせず、「私もまだ混乱しているし、両親から十分に話を聞けていない。でも、血がつながっていないからといって、今までの関係まで否定するのは違うと思う。両親も交えて、一度きちんと話そう」と伝えました。

 

 

両親から明かされたもう1つの事実

後日、私たちは実家に集まり、両親を交えて話し合うことになりました。妹は席に着くなり、両親へ不満をぶつけました。

 

「どうして今まで、お姉ちゃんが養子だって教えてくれなかったの? 私はずっと、本当の姉妹だと思っていたんだけど」

 

母は、私に事実を伝える時期を逃し、その結果、妹にも家族の経緯を説明できないままになっていたことを謝りました。

 

すると妹は、「でも、私はお父さんとお母さんの本当の子どもなんでしょう?」と言いました。その言葉を聞いた父は母と顔を見合わせ、覚悟を決めたように、妹へ静かに話し始めました。

 

「まず、あなたを言い負かすために話すわけではないとわかってくれ。事前に、母さんとも話し合って事実を伝えることを決めていたんだ。実は、あなたにも話しておかないといけないことがある」

 

妹は不思議そうな表情を浮かべました。

 

「あなたも、私たちが養子として迎えた大切な娘なんだ」

 

「ウソでしょ。だって、私はお父さんとお母さんに似ているって言われてきたし……」

 

妹は動揺しながら両親へ何度も確認しました。母は「血のつながりにかかわらず、2人とも私たちの大切な娘だという気持ちは変わらない」と伝えました。

 

私たちは年齢が近く、どちらも乳幼児のころから今の両親のもとで育っていました。両親から養子縁組について何も聞かされていなかったため、私は自分のことはもちろん、妹も養子として迎えられたことを知りませんでした。

 

両親は、妹にも成長に合わせて出生の経緯を伝えるつもりだったものの、私の場合と同じように、話す時期を逃し続けてしまったそうです。

 

私は妹に「私も、自分が養子だと知ったときは驚いた。でも、それで今までの家族の時間がなくなるとは思わなかった」と言いました。

 

妹はうつむいたまま黙っていました。

 

「あなたが私に言った言葉が、どれだけ人を傷つけるものだったかは、わかってほしい。でも私は、血がつながっていないからといって、あなたや両親を他人だとは思わないよ」

 

責めるつもりはありませんでした。ただ、妹が私に向けた言葉が、どれほど人を傷つけるものだったのかは理解してほしいと思いました。

 

家族だからこそ距離を置くことに

話し合いの最中、妹は混乱した様子で、私に謝る余裕もなかったようです。その日は結論を出さず、私たちは一度それぞれの気持ちを整理することにしました。

 

数日後、私は改めて妹に連絡しました。妹が混乱していることは理解していましたが、それまで私に投げかけた言葉がなかったことになるわけではありません。

 

私は妹に「出生のことを受け止めるには時間が必要だと思う。でも、私はこれまでの言葉や態度をすぐに忘れることはできない」と伝えました。

 

妹は何も答えませんでした。

 

「これからも家族だとは思っている。ただ、今までのようにお金の問題へ介入したり、代わりに解決したりすることはもうしない」

「あなたの問題を肩代わりすることが、あなたのためではないとわかった。だから、家族だからこそ、線を引きたいと思う」

 

両親にも、今後は妹の金銭問題を私へ持ち込まないようお願いしました。

 

妹の出生を知ったから距離を置くのではありません。金銭問題を繰り返し、周囲の厚意を当然のものとして扱ってきたことや、私を傷つける言葉を重ねたことが理由です。

 

今回の出来事を通じて、家族は血のつながりだけで決まるものではなく、一緒に過ごす中で互いを大切にする気持ちによって築かれるものなのだと、改めて感じました。

 

同時に、家族であっても、どのような言葉や態度にも耐え続ける必要はないと思っています。妹がいつか自分の言動と向き合ってくれることを願いつつ、今は自分の生活と心を守るため、必要な距離を保っていくつもりです。

 

--------------

家族の形は、血のつながりだけで決まるものではありません。妹の言葉に傷つきながらも、同じように相手を傷つける言葉で言い返すことなく、共に過ごしてきた時間を大切にした主人公。一方で、家族だからと我慢を重ねるのではなく、金銭問題や心ない言葉から自分を守るために距離を置くことも、関係を見つめ直す一つの選択なのだと感じさせられます。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

※AI生成画像を使用しています

 

ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
\ この記事にいいね!しよう /
シェアする

  • コメントがありません

この記事の著者
著者プロファイル

ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

読者からの体験談をお届けします。

同じ著者の連載

新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!

気になる記事をまとめ読み

人気連載

新着連載

連載完結

もっと見る

注目記事を探す

人気記事ランキング

アクセスランキング
コメントランキング

お得な無料キャンペーン

エンタメの新着記事

PICKUP