保育園の内科健診で突然…
息子は1歳のころから保育園に通っており、園では年に2回、内科健診がありました。それまで1度も異常を指摘されたことはありません。ところが、息子がもうすぐ4歳になるころの内科健診で、先生からこう伝えられました。
「心雑音があります」私はすぐには信じられませんでした。今まで1度も言われたことがなかったからです。「何かの間違いかもしれない」と思いたい気持ちもありましたが、指摘されたのは心臓のこと。もし何か病気が隠れていたら……と考えると急に怖くなり、すぐにかかりつけの小児科を受診しました。
専門医に告げられた診断
小児科で診てもらうと、先生は聴診のあとに「うん、たしかに雑音が聞こえるね」と言いました。その言葉を聞いた瞬間、胸がぎゅっと締めつけられるような気持ちになりました。先生からは「専門の先生に一度診てもらいましょう」と言われ、紹介状を出してもらうことに。
3週間後、小児心臓を専門とする先生に診てもらいました。当日は聴診に加えて、心臓のエコー検査も受けることに……。検査のあいだ、私は息子の横で祈るような気持ちで結果を待っていました。
検査後、先生から告げられた診断は「無害性雑音」でした。無害性雑音とは、心臓そのものに病気がなくても、血液が流れる音が雑音として聞こえることがあるものだそうです。今回は治療が必要な状態ではないと説明を受け、心の底からほっとしました。
見た目だけではわからないことも
息子には、私が見ていて気になる症状はまったくありませんでした。だからこそ、保育園の内科健診で指摘されなければ、親である私も気づけなかったと思います。今回は大きな問題ではありませんでしたが、子どもの体のことは見た目だけではわからないこともあるのだと実感しました。
健診や検診で何かを指摘されると、不安でいっぱいになります。けれど、早めに確認することで安心につながることもあります。これからも「きっと大丈夫」と自己判断しすぎず、気になることや指摘されたことがあれば、早めに医師へ相談しようと思った出来事でした。
◇ ◇ ◇
子どもの心雑音は、心臓に病気がなくても、血液が流れる音が聞こえることで起こる場合があります。今回のような「無害性雑音」は、治療を必要としないことも少なくありません。
一方、心臓の形や働きに異常がある場合は、経過観察や治療が必要になることもあります。息切れしやすい、疲れやすい、顔色が悪い、体重が増えにくいなどの様子があるときや、健診で指摘を受けたときは、自己判断せず医師に相談することが大切です。
今回のように、詳しく調べた結果、問題がないとわかることもあります。早めに受診することが、安心にもつながりますね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:松井 潔 先生(小児科医)
著者:多田 晴美/40代/4歳の1人息子を育てるワーママです。息子のかわいさにメロメロです。
イラスト:ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)