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「ただの風邪だと思っていた」だるさと息切れ、受診して知った病名とは【医師解説あり】

数年前の冬、私は体のだるさがなかなか抜けず、いつもとは違う感覚に戸惑っていました。ただの風邪だと思っていたのですが、病院を受診した際に自分が想像していなかった病名を告げられました。【医師解説あり】

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師菊池大和先生
医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長

地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
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階段を上るだけで息切れが

当時は仕事がかなり忙しく、体調が悪くても休む余裕がありませんでした。喉の痛みや微熱が続いていたため、「ただの風邪だろう」と思い、市販薬を飲みながらなんとか過ごしていたのです。

 

しかし、数日たってもだるさは抜けず、階段を上るだけで息が切れるようになりました。今までの疲れとは違う感覚があり、さすがにおかしいかもしれないと不安になり、内科を受診しました。

 

告げられた思いも寄らない病名

血液検査の結果、医師から「バセドウ病の可能性があります」と告げられました。当時の私は、バセドウ病(甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、動悸や疲れやすさ、体重減少、手の震え、発汗などの症状が現れることがある病気)という病気に対する知識がなく、まさか自分が甲状腺の病気かもしれないとは思ってもいなかったため、とても驚きました。

 

その後、専門外来で詳しい検査を受け、正式にバセドウ病という診断を告げられました。振り返ると、動悸や疲れやすさ、体重減少など、思い当たる症状はいくつもありましたが、当時の私はすべて仕事の疲れによるものだと思い込み、深く気にしていなかったのです。

 

 

体が出していたサイン

治療を始めてから症状は少しずつ落ち着いていきましたが、薬の調整や定期的な通院が必要になりました。健康だと思っていた自分の体が、知らないうちに不調のサインを出していたことに驚き、これまで当たり前だった日常のありがたさを改めて感じました。

 

まとめ

この体験から、自己判断で不調を軽く見ないことの大切さを学びました。少しでも「いつもと違う」と感じたときは、その感覚を大切にし、早めに医療機関を受診することが、自分の体を守ることにつながるのだと強く感じています。

 

医師による解説:だるさに隠れる甲状腺の病気

バセドウ病では、だるさや息切れ、動悸、体重減少などが見られることがあります。風邪や疲れと似ていても、長引く不調には注意が必要です。

 

疲れと似た症状が出ることも

バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで起こる病気です。動悸、体重減少、手の震え、汗をかきやすい、疲れやすいなどの症状が現れることがあります。日本内分泌学会でも、典型的な症状として動悸、体重減少、指の震え、暑がり、汗かき、疲れやすさなどが挙げられています。

 

長引く不調は受診の目安に

喉の痛みや微熱があると風邪と思いがちですが、だるさや息切れ、動悸、体重減少などが続く場合は、甲状腺を含めた体の異変が隠れていることもあります。いつもと違う不調が続くときは、自己判断せず医療機関で相談することが大切です。バセドウ病の診断では、甲状腺ホルモンや関連する抗体などの血液検査、必要に応じた画像検査などがおこなわれます。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)

著者:片岡きり子/20代女性・会社員

イラスト:アゲちゃん

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)

 

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