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彼女「底辺企業のあんたの昇進祝いなんて無理」女子会と偽り浮気→数分後、浮気相手が土下座…だって彼は!

私は中堅メーカーで働くごく普通の会社員です。劇的な出来事こそありませんが、真面目にコツコツと働くことだけが取り柄でした。当時、私には交際して2年になる彼女がいました。休日は一緒にスーパーで買い出しをして手作りの夕食を楽しみ、他愛のない会話で笑い合う。そんなささやかで温かい日常を大切にしており、彼女を幸せにするために日々の業務に真摯に向き合っていました。

昇進の喜びと、すれ違う彼女との不穏な空気

しかし、交際が2年半を過ぎた頃から、彼女の態度に少しずつ違和感を覚えるようになりました。デートのたびに「友達の彼氏はタワーマンションに住んでいる」「もっとSNS映えする高級なレストランに行きたい」と不満を口にするようになり、休日に「女友達と出かける」と言って遅くまで帰らない日が増えていったのです。


胸の奥にざわつくような不安を抱えていた私ですが、地道な努力が実を結び、社内で異例の早さで昇進を果たすことができました。
「この喜ばしい報告で、彼女もきっと喜んでくれるはずだ」
私は浮き立つ心で、その日の夕方に彼女へ「今日、昇進したんだ! 夜、一緒にお祝いしよう」とメッセージを送りました。しかし、返ってきたのは「ごめん、今日は前から約束してた女子会があるから無理」という、そっけない返事だったのです。

 

彼女の了承と、「女子会」の嘘が発覚した修羅場

落胆してスマートフォンの画面を見つめていると、大学時代からの先輩がお祝いに誘ってくれました。先輩は現在、誰もが知る超一流の外資系金融企業で役員を務めている、圧倒的に優秀な女性です。

 

「昇進おめでとう!お祝いに私の奢りでパーッと美味しいお寿司でも食べに行かない?」と連絡が。

 

いくらお世話になっている先輩とはいえ、異性と二人で食事に行くことになります。私は念のため、彼女に「それなら、大学時代の女性の先輩がお祝いしてくれるって言うんだけど、行ってもいいかな?」とメッセージで了承を求めました。すると「全然いいよー! 楽しんできなよ」とすぐに軽い返事があり、私は安心して先輩の厚意に甘えることにしたのです。


先輩が連れ出してくれたのは、一見さんお断りの静かで落ち着いた高級寿司店でした。大将の鮮やかな手捌きに感動しながら、先輩の温かい心遣いに感謝して楽しく杯を傾けていた、まさにその時のことです。


ふと入り口に目を向けると、信じられない光景が飛び込んできました。派手なブランド品で身を固めたホストのような金髪の男と、腕を組んで店に入ってきた女性。それは間違いなく、「女子会がある」と言って私の誘いを断ったはずの、愛する彼女だったのです。


頭の中が真っ白になりました。女子会だと言っていたのに、なぜ見知らぬ男と高級店で腕を組んでいるのか。動悸が激しくなるのを抑えきれず、私は無意識のうちに立ち上がり、彼女の席へと近づいていました。


「……え? 浮気?」


私が絞り出すようにそう声をかけると、彼女はビクッと肩を震わせ、顔面を蒼白にしました。しかし次の瞬間、彼女の口から飛び出したのは、謝罪でも弁明でもなく、耳を疑うような言葉だったのです。


「わ、別れたでしょ!」


彼女はパニックになりながらも、隣の男に浮気を疑われないよう、とっさに「私たちはすでに終わっている関係だ」という見え透いた嘘をついたのです。私は怒りよりも先に深い悲しみと絶望に襲われ、その場に立ち尽くすことしかできませんでした。

 

浮気相手の「底辺」マウントと、開き直った彼女の暴言

突然の事態に、彼女の隣にいた金髪の男が不機嫌そうに眉をひそめました。
「は? 誰お前?」
男の威圧的な態度に背中を押されたのか、彼女はみるみるうちに態度を急変させ、開き直ったように私を鼻で笑い始めました。

 

「ちょっと、付きまとわないでよ。彼、外資系金融で働くエリートなの。あなたみたいな底辺企業で働く安月給の男とは、もう住む世界が違うのよ。底辺企業で昇進してもね」


信じていた愛する人からの、あまりにも残酷な仕打ち。さらに、金髪男も私のスーツをジロジロと見下しながらニヤニヤと笑い出しました。
「こいつが例の貧乏人か。お前みたいな底辺が、こんな高級店で背伸びすんなよ。で、そっちの女は誰?」


男の視線の先には、騒ぎを聞きつけて静かに歩み寄ってきた先輩がいました。見知らぬ男から「貧乏人」と嘲笑され、大切な恩人である先輩まで侮辱されたことで、私の心の中で張り詰めていた糸がプツリと切れかけました。

 

本物のエリートによる鮮やかな反撃。剥がれ落ちた男のメッキ

しかし、私が反論するよりも早く、先輩はふっと優雅で冷徹な微笑みを浮かべ、金髪の男を真っ直ぐに見据えました。


「……外資系金融のエリート様とお見受けしますが、奇遇ですね。私、その企業の本社で役員を務めております。ただ、あなたのようなお顔の社員は、社内で一度も拝見したことがありませんわ」


男の顔が、ピクッと引きつりました。先輩は構わず、静かな店内に響く凛とした声で言葉を続けます。

 

先輩は男の顔をしばらく見つめると、不意に何かを思い出したように眉を上げました。

「あなた……そういえば最近、役員の間で話題になっていた方ですよね?」

 

その瞬間、男の顔からサッと血の気が引きました。

「その件は本当にすみませんでした! もう一度だけチャンスをください!」

 

先ほどまでの威圧的な態度が嘘のように、男は先輩に縋りつきました。何としてもその会社で働くチャンスを取り戻したかったのか、「もう一度だけお願いします!」と、ついにはその場で土下座までしたのです。

 

何が起きているのかわからず、彼女も呆然としていました。

なんと彼は、その外資系金融企業の社員ではなく、少し前までそこで働いていた派遣スタッフだったそう。オフィス内でSNS用の不適切な自撮り写真を撮影したことで、情報漏洩につながるおそれがあると問題になり、派遣先での就業を打ち切られていたのです。

 

にもかかわらず、彼女には「外資系金融で働くエリート社員」だと偽っていたのでした。

しかし、復帰が叶わないとわかるや否や、男は急に態度を翻しました。そして「急用を思い出した」と言い残し、彼女を置いて店から逃げるように去っていったのです。

 

虚飾の崩壊と孤独な末路。嘘のない世界で手に入れた本当の充実

「えっ? ちょっと待ってよ!」
状況が理解できずパニックになる彼女ですが、後の祭りです。さらに追い打ちをかけるように、彼らはすでに極上のおまかせコースを注文してしまっていたらしく、店員から何万円もする高額な伝票を渡されて完全に顔面蒼白になっていました。「お金持ちのエリート」だと思っていた男に捨てられ、残されたのは高額な請求書だけ。


彼女は泣きそうな目で私に助けを求める視線を送ってきましたが、私は「別れたんだから、自分で払いなよ」とだけ冷たく告げ、一切目を合わせることなく先輩の待つ席へと戻りました。


現在、嘘に塗れた男に見捨てられ、多額の支払いと恥をかいた彼女とは一切の関わりがありません。風の噂では、身の丈に合わない生活を続けた結果、借金を抱えて苦労しているそうです。


一方の私は、新しい役職でさらに大きなプロジェクトを任され、やりがいのある仕事に恵まれています。他人のステータスに依存して嘘や見栄で着飾るのではなく、自分自身の足でしっかりと立ち、等身大の自分で築き上げた信頼関係こそが、本当の幸せを連れてきてくれるのだと実感する毎日です。
 

◇ ◇ ◇

他人のステータスや収入だけで人の価値を判断したり、自分を大きく見せるために嘘をついたりしても、自分自身が一番惨めな思いをすることになります。目先の華やかさや見栄にとらわれて、本当に大切にすべき誠実な愛情や努力を手放してしまうのは、とても悲しいことですよね。


どんな時も、等身大の自分を受け入れ、嘘のない真っ直ぐな心でお互いを尊敬し合えるパートナーシップを築いていきたいですね。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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