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「今のやり方に変えてください」再雇用後、元部下が上司に。定年後の私が考え直した働き方【体験談】

長年勤めた会社で定年を迎えた私は、再雇用制度を利用して働き続けることにしました。しかし、給与や立場が大きく変わったことで、以前と同じ仕事内容にもかかわらず、出社することさえつらくなっていったのです。年下の上司から受けたある指摘をきっかけに、私は定年後の自分の働き方を見つめ直すことになりました。

経験を生かせると思い、再雇用の道へ

私は長年、中堅メーカーの営業管理職として働き、それなりに実績を積んできました。定年後も自分の経験やスキルを生かしたいと考え、再雇用制度を利用して同じ会社で働き続ける道を選びました。

 

定年を迎えても、これまで培ってきたスキルや経験は変わりません。仕事を続けていれば、生活水準も大きく変えずに済むだろうと、当時の私は楽観的に考えていました。ところが、再雇用後に待っていたのは、想像していたものとは異なる現実でした。

 

半分近くになった給与と年下の上司

再雇用になった途端、給与は現役時代の半分近くまで下がりました。さらに、これまで就いていた役職から外れ、かつて私が指導していたひと回りほど年下の元部下が、新しい上司になったのです。

 

仕事内容は現役時代とそれほど変わりません。なのに、立場と収入だけが大きく変わったことを、私はなかなか受け入れられませんでした。「同じように働いているのに、なぜこれほど待遇が違うのだろう」とモヤモヤを抱えるうちに、毎朝会社へ向かうことが苦痛になっていきました。

 

ある日、年下の上司から、私が続けていた営業手法について、「効率が悪いので、今のシステムに合わせて変えてください」と強い口調で指摘されました。かつての部下から仕事の進め方を指摘されたことで、私は反論しそうになりました。しかし、その瞬間、「自分は過去の立場や実績にこだわっているだけではないか」と気付いたのです。

 

 

「新人」として働こうと意識を変えた

それ以来、私はこれまでの役職やプライドをいったん手放し、一人の「新人」として今の組織に貢献しようと意識を変えました。

 

自分が前に出るのではなく、これまでの経験を生かして周囲を支える役割に徹するようにしたのです。新しい仕事の進め方についても、年齢や過去の立場にこだわらず、学び直す気持ちで向き合うようになりました。

 

給与が減ったことについても、収入だけに目を向けるのではなく、仕事上の責任が軽くなった分、趣味や夫婦で過ごす時間を大切にしようと考えるようになりました。現在の立場を受け入れ、サポート役に徹するようになってからは、周囲との関係も少しずつ良くなりました。今では、以前よりも穏やかな気持ちで働けています。

 

まとめ

この経験を通して、定年後も同じ会社で働くためには、過去の役職や実績に対する気持ちを切り替えることが大切なのだと感じました。会社からの評価や収入の変化ばかりを気にしていたころは、自分自身を追い詰めていたように思います。今は、責任が軽くなったことで生まれた時間を、趣味や夫婦の時間に充てられるようになりました。働き方だけでなく、暮らし方にも目を向けられるようになったことは、私にとって大きな変化でした。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:佐藤健一/60代男性・会社員

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)

※一部、AI生成画像を使用しています。

 

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