定年退職後も同じ職場で働く
定年退職後の仕事内容は、現役時代とほとんど変わりませんでした。若い職員から相談を受けたり、さまざまな雑務を担当したりと、以前と同じように仕事をしていました。
しかし、給与は現役時代と比べて大幅に下がりました。それでも当初は、「定年後も働けるだけありがたい」と自分に言い聞かせていました。
仕事を失わずに済んだことへの安心感もあり、待遇が変わるのは仕方のないことだと受け止めようとしていたのです。
変わらない責任と大きく変わった立場
働き続けるうちに、次第に気持ちの整理がつかなくなりました。仕事内容や責任は以前とそれほど変わっていないのに、給与をはじめとする待遇には大きな差がありました。さらに、かつて後輩だった人が上司となり、私に指示を出す場面も増えていきました。
定年後は職場での役割が変わるものだと頭では理解していました。それでも、長年働いてきた自分の位置づけが急に変わってしまったように感じ、正直なところ、かなり落ち込みました。
家に帰ると、妻に仕事の愚痴をこぼすこともありました。
妻の言葉で働き方を見直す
そんな私を見て、妻は「無理をしてまで続けなくてもいいんじゃない」と言いました。その言葉を聞き、私は少しずつ考え方を変えるようになりました。老後の生活を考えると収入への不安はあります。しかし、収入を優先するあまり、無理を重ねることが自分にとって本当に良いことなのか、改めて考えるようになったのです。
それからは、収入だけで判断するのではなく、自分の体力や日々の生活とのバランスを意識するようになりました。
再雇用を経験し、定年後も働き続ける上では、収入だけでなく、自分が職場でどのように扱われているかも、心に大きく影響するのだと実感しました。
まとめ
老後資金への不安がなくなったわけではありません。それでも、無理を続けて体を壊してしまっては、働き続ける意味も薄れてしまいます。自分の体力や暮らしに合った働き方を考えることの大切さに気付いた経験でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:田中恒一/60代男性・無職
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
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