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「足が冷えるのよね…」と訴える母のため、いろいろと試したけれど #母の認知症介護日記 341

「母の認知症介護日記」第341話。アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

先日、母・あーちゃんとワフウフさんが出かけた帰り、バスを待っていたところで同じ施設に入居しているおばあちゃんと遭遇しました。いつもあーちゃんやワフウフさん姉妹を気づかってくれるおばあちゃんで、とてもお世話になっている方です。一緒にいた息子さんを紹介してもらい、あーちゃんは「いつもお母様には大変お世話になっています」と張り切ってあいさつをしていました。それで終わればよかったのですが、自分があいさつをしたこともすぐに忘れてしまうあーちゃん。その後も何度もあいさつを繰り返し、息子さんは明らかに困惑気味……。日ごろの感謝の気持ちから出た行動であることは理解しつつも、ワフウフさんは「もうやめてあげて!」と心の中でつぶやいていました。

あーちゃんと散歩中、気に入った洋服を見つけたワフウフさんは、試着をしてそのまま購入することにしました。クレジットカードで支払いを済ませると、横で見ていたあーちゃんが「そのカードなあに?」と不思議そうな顔。そして、現金のやりとりがなかったからか「そのカードがあれば、お金を払わなくてもいいの?」と言ってきました。ワフウフさんが「クレジットカードだよ!」と答えると、納得したように「クレジットカードね!」と言っていたあーちゃんですが、おそらく理解はできていないと思います。体は78歳なのに、理解力は幼児並みになってしまっていると、再認識した瞬間でした。

 

寒いの?寒くないの?

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

冷え性のあーちゃんのため、温かい靴下やらレギンスやら、いろいろと買ってみました。レギンスと靴下を履いたあーちゃんは、「温かい!」と大喜び。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

出かけているときも「今日は足がぽかぽかだわ」と何度も言っていたので、「そんなに温かいなら、もっと買ってきてあげるよ!」と、私も張り切っていたのですが……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

翌日、姉・なーにゃんが面会に行くと……。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

私に会ったことも、靴下のこともすっかり忘れていたようです。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

そして、薄い肌着に短い靴下を履き、また足が冷えると訴えるあーちゃん。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

その後、改めて温かい靴下をもう少し買ってこようか? と聞いたのですが……。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

「寒くないのよ!」という理由で断られてしまうという、想定外の展開に……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

寒いのか寒くないのか、一体どっちなの……?

 

 

あーちゃんは寒がりで冷え性。しかし、施設では暖房器具を部屋に持ち込めないルールになっているため、自宅で寝るときに愛用していたあんかは使えません。そこで、足が冷えないとうたっているハイソックスを履かせて、大きなカイロを毛布と布団の間に入れ、パジャマを今よりも温かいものに替えて……と、いろいろ試しています。今日のお出かけも、温かいレギンスを履かせ、その上に足が冷えないハイソックスを履き、モコモコブーツを履いて、準備万端で出発しました。すると、あーちゃんは「温かい!」と大喜び。

 

「今日は足がポカポカだわ!」と何度も言うので、「そんなに温かいなら、もっと買ってきてあげるよ!」と私も張り切っていたのですが……。翌日、姉・なーにゃんが面会に行って「昨日、ワフウフがくれた靴下がすごく暖かかったんだって?」と聞くと、あーちゃんは「ワフウフちゃん? 靴下?」と、すっかり忘れていたようです……。そして、いつものように薄い下着と短い靴下を履いて「足が冷える」と訴えていたのでした。

 

温かい靴下を持って行ったことや、靴下を履いたことを忘れるのは想定内ですが、その後、何度か「あの靴下、もう少し買ってこようか?」と聞いても、「いらないわよ!」 ここは一軒家と違って、温かいもの! 全然寒くないのよ!」と言ってきたのは想定外でした。寒いのか寒くないのか、本当はどっちなんだろう……? 面会に行くたびに、施設の職員に確認した上で、就寝中に使用しない方法で布団を温めるようにしていますが、前日の冷たくなったカイロがそのまま残っていて、カイロの存在にも気付いていない様子。まあ、寒くないならそれでいいのですが。

 

--------------

 

暑さや寒さの感じ方は本人にしかわからないので、訴えを信じるしかありませんよね。あれこれ工夫をしたのに、翌日にはすっかり忘れられていると悲しくなるかもしれませんが、足が温かくて喜んでいたのはウソではないはず。今はいろいろと冷え対策グッズも売られているので、使い続けてくれるものに出合えるといいですね。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

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この記事の著者
著者プロファイル

マンガ家・イラストレーターワフウフ

昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。 2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

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