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要介護度が下がった!?数分面談しただけの判定結果にモヤモヤが残り #母の認知症介護日記 346

「母の認知症介護日記」第346話。アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

母・あーちゃんが暮らす施設では、決まった曜日に入浴日が設定されているのですが、通院日と重なっているため、病院の帰りに姉・なーにゃんの家でお風呂に入ってから帰るのがお決まりのパターン。先日も、いつものようにあーちゃんがなーにゃんの家でお風呂に入ったのですが、着替えとしてなーにゃんが用意した下着が残されていました。しかし、あーちゃんは下着をはいていると言うので、不思議に思いつつ残っていた下着を広げてみたところ、おもらしのシミができていました。結局、それはなーにゃんが洗っておくという話になったのですが、施設に一緒に帰ってから受け取った、あーちゃんの3日分の洗濯物は、なんと肌着1枚とハンカチ1枚だけ……。パンツが1枚もない理由は、おもらしをしていて隠したのか、着替えなかったのか不明ですが、ワフウフさん姉妹は、あーちゃんの洗濯事情が心配になってしまったのでした。

あーちゃんが暮らす施設で、入居者の要望やご家族からのクレームなどについて、施設側が現状を報告する懇談会がありました。なーにゃんがあーちゃんを連れて参加したのですが、あーちゃんは配布された資料の中にあった「自立から要介護5までの入居者数」の表をじっと見つめて「ここは介護が必要な人ばかりなのね」とひと言。なーにゃんが「介護が必要じゃなくても、1人暮らしが不安だから入居している人もいる」と説明すると、涼しい顔で「そうよね、私だってそうだし!」と言い放ったので、なーにゃんはあきれてしまいました。病識がある人とない人の違いがどこにあるのかはわかりませんが、ひとりでの着替えすらままならない今の状態でも、あーちゃん自身には介護をされているという自覚はないようです。

 

喜ぶ姿はかわいいけれど

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

先日受けた介護認定調査の結果が届きました。結果は前回より1段階下がって、「要介護1」。食事や薬の管理は施設でしてもらえて、私たちもまめにフォローできる環境ということもあり、想定内ではありますが……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

トイレにひとりで行けても、粗相はするし……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

ひとりで着替えの判断もできず、着ていたものを洗濯に出すこともできない状態です。明らかに1年前よりも認知症は進行しているのに、要介護度が下がったのは気持ち的に不満です。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

しかし、あーちゃんの場合は要介護度が変わったからといって、今の生活に影響が出るわけではありません。要介護度が上がれば、私たちのフォローが大変だと周囲にも伝わる、という期待がどこかにあったのかもしれません。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

ただ、施設のケアマネさんから「『要支援』になるかと心配していた」と言われて、やはりあーちゃんを日ごろから見ている人はそう思うのか……と、地味にショックでした。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

あーちゃんは昔から、熟れた柿をスプーンで食べるのが大好き。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

なーにゃんが面会時に持って行くと、「チョ!」という喜びの言葉とともに、それはそれは幸せそうに平らげます。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

皮は食べないように言っているのですが、毎回食べようとするので、なーにゃんは手を焼いています。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

いろいろなことがわからなくなっていても、こういうことは覚えているから不思議です。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

どうしても食べたいあーちゃんは、なかなか引き下がりません。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

「おいしかった」で、気持ちよく食べ終えてくれればいいのですが……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

先日、黙って皮まで食べたことがなーにゃんにバレて、怒られてしまったあーちゃん。子どものようです……。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

とはいえ、やはり「チョ!」とうれしそうに大好物を食べる姿は、かわいくて何度でも見たいと思ってしまいます。

 

 

先日受けた介護認定調査の結果が届きました。結果は「要介護1」。前回よりも一段階下がっていました。あーちゃんの場合、食事や薬の管理は施設でしてもらえており、私たちも頻繁に面会に行っているため、まめなフォローが可能です。たとえ粗相をしても、ひとりでトイレに行けることに変わりはなく、着た物を洗濯に出せず、自分で判断して着替えることができなくても、「着替える」という動作自体は自分でできています。それだと、要介護度が上がらないのは納得です。

 

とはいえ、1年前よりも明らかにあーちゃんの認知症は進んでいるのに、要介護度が下がっていることは、気持ち的には不満です。あーちゃんは今のところ、身体機能に問題がないので、これからどんなに認知症が進行しても、ずっと要介護1前後の判定を受けるのでしょうか。ただ、施設のケアマネさんからは「『要支援』になるんじゃないかと心配していた」と言われたので、やはり普段から見ている人からすると、あーちゃんの要介護度はその程度なのだろうな……と思っていました。たった数分の面談で、認定調査員がそこまでわかるわけはないですが。

 

昔から、熟れた柿をスプーンで食べるのが大好きなあーちゃん。今年は、なーにゃんが何度も施設へ持って行き、食べさせてあげました。あーちゃんは「これが一番好き」と幸せそうに平らげるのですが、食べないように言っている皮まで、しっかり食べようとするので、毎回なーにゃんが手を焼いています。先日は、黙ってこっそり皮まで食べたことがなーにゃんにバレて、怒られ、子どものようにしゅんとしていました。ものすごく幸せそうな顔をして食べる姿はかわいいので、そのまま気持ちよく食べ終えてくれればいいのですが……。

 

--------------

 

要介護度の判定が下がったことは、あーちゃんの運動能力や環境からすると納得できますが、認知症の進行を日々目の当たりにしているワフウフさん姉妹にとっては、モヤモヤする結果なのかもしれません。認知機能の変化は数字だけでは測りにくいものなので、難しいですね。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

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この記事の著者
著者プロファイル

マンガ家・イラストレーターワフウフ

昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。 2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

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