2人きりのはずが…空港にいた予想外の人物
新婚旅行当日、空港で婚約者と待ち合わせをしていると、彼女の隣には幼馴染の男性が立っていました。不思議に思っていると、彼女から突然、幼馴染も新婚旅行に同行すると告げられたのです。
あまりに突然のことで戸惑う私。しかし彼女は、幼馴染は海外に住んでいた経験があり、語学も堪能で旅行にも慣れているため、一緒に来てもらえば現地で助かると考えていたようでした。さらに、困ったときには通訳も頼めるうえ、人数が多いほうが楽しいと言います。
しかし私にとっては、便利かどうかという問題ではありませんでした。新婚旅行に第三者を連れてくるのであれば、まず事前に相談してほしかったのです。
幼馴染は「家族同然」だという彼女。そこで…
私がそのことを伝えても、彼女はあまり重大なことだとは感じていない様子でした。幼馴染とは幼いころからの付き合いで、彼女にとっては家族同然の存在。両親も同じように思っているのだから、問題はないという考えだったようです。
「じゃあ、家族同然なら、ご両親にも一緒に来てもらおう」
すると、それまで余裕そうだった彼女の表情が一変。そこで彼女の両親に連絡し、事情を説明しました。すると彼女の両親は、「新婚旅行に、しかも男性の幼馴染を連れて行こうとしていたのか」と、あきれた様子。
どうやら、彼女が想像していたような反応ではなかったようです。
幼馴染のひと言で彼女の嘘が発覚
すると、それまで黙っていた幼馴染も困惑し始めました。話を聞いてみると、幼馴染は彼女から「彼も一緒に行くことを了承している」と説明されていたことが判明。私はその日まで、幼馴染が同行することすら知らされていませんでした。旅行代金についても、彼女にまとまったお金を渡して手配を任せていたため、詳しい内訳までは確認しておらず……。
つまり彼女は、私には何の相談もせずに幼馴染を誘い、一方の幼馴染には、私の了承を得ているかのように説明していたのです。その事実がわかると、幼馴染は旅行への同行を辞退。
彼女の両親からも、結婚する相手に嘘をついてまで自分の希望を通そうとしたことについて、厳しく叱られていました。私は彼女に、幼馴染と仲が良いことそのものを問題にしているわけではなく、相談もせずに決めたこと、さらに嘘までついていたことが受け入れられないと伝えました。
入籍直前に気づいた価値観の違い
今回の出来事をきっかけに、私は彼女との結婚生活について改めて考えるようになりました。結婚すれば、家族や友人との付き合い方をはじめ、お金や仕事など、2人で相談して決めなければならないことがたくさん出てきます。
そのたびに、自分の希望を優先して話を進めたり、都合の悪いことを隠されたりするのではないか……。そう考えると、このまま結婚生活を始めることに不安を感じるようになったのです。
もともと婚姻届は新婚旅行から戻ったあとに提出する予定でしたが、私は入籍を取りやめることを決断。彼女とも何度も話し合った末、別々の道を歩むことになりました。
すでに結婚式を挙げていたため、出席してくれた親族や友人には事情を説明し、結婚に至らなかったことをお詫びしました。大変な出来事ではありましたが、婚姻届を提出する前に彼女との価値観の違いに気づくことができたのは、結果的によかったのだと思っています。
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新婚旅行に幼馴染を連れてくることには驚いてしまいますが、結婚相手であっても、すべての価値観が一致するとは限りません。だからこそ、2人に関わることは一方的に決めず、相手の気持ちを確かめながら話し合うことが大切ですよね。「これくらいならわかってくれるはず」と決めつけるのではなく、その都度きちんと相談しながら、お互いが納得できる方法を探していきたいですね。
【取材時期:2026年9月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。