開き直って、隠さない
妊娠中、私は15kg太ってしまったことを恥ずかしく思っていて、周囲には言えませんでした。体重の増加を知らない友人からは食べ物の差し入れを多くもらい、おいしく頂いていました。
産後も実家の母が作る食事は量が多く、「このままでは痩せられない!」と危機感を抱き、開き直って周囲に「現在70kgです! 前の体重に戻したい!」と公言。
すると「応援する!」とみんなが言ってくれるようになったのです。「どれくらい痩せられた?」と話題にもしてくれるようになり、自分のヤル気に火がつきました。
1日3食はきちんと食べる
病院での産後1カ月健診にて、「ダイエットを開始してもよい」と許可を得てから開始しました。
ダイエット中でも母乳を出したい、また、育児は体力勝負と聞いていたので、1日3食はしっかり食べました。洋食よりは低カロリーな和食を心がけ、間食は極力しないようにしました。どうしてもおなかがすいたときは豆腐を食べることに。
また、産婦人科の先生に「果物は案外太るよ」と言われていたので、食べ過ぎないようにしていました。さらに、食材を低カロリーで高タンパクの物に替えたところ、体重が落ち始めました。
赤ちゃんとお散歩ダイエット
ダイエットには運動も不可欠。しかし、妊娠を機に退職したあと、運動習慣がまったくなくなっていました。
体重減少が停滞しだした産後3カ月目。ちょうど赤ちゃんと外へ出る機会が増えてきたので、それを機に毎日欠かさずに散歩へ出かけることを決めました。夏場は早朝に、雨の日でも少しの晴れ間があれば10分だけでも必ず行くようにしました。
近くのスーパーには車でなく徒歩で出かけるようにしたところ、なんと産後8カ月で18kg減となり、産前よりも痩せることができました。
産後は精神的にも肉体的にも大変なことばかりなので、無理なダイエットは禁物です。自分の生活のなかで無理なくおこなえることから始めてみることが大切だと思いました。産後ダイエットに成功した今、「またオシャレをしたい!」と、心がウキウキしています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
イラスト/sawawa
監修/助産師 松田玲子
著者:前田 梨沙
0歳女児の母。食生活アドバイイザー、旅行業務取扱管理責任者の資格を保有。前職は旅行会社勤務、国内外の子連れ旅行に関しての知識や経験が豊富。ハンドメイド作品を作ることが趣味。