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「運動不足だからだろう」階段で息切れ。約3年後、激しいめまいで立てず受診した結果【医師解説あり】

40代に入ってから続いていた息切れや体のだるさを、「年齢のせい」と思い込み、長い間そのままにしていました。しかし、その不調の原因を調べたことで、思いも寄らない病気が見つかることになったのです。【医師解説あり】

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師渡海義隆先生
半蔵門 渡海消化器・内視鏡クリニック 院長

日本内科学会認定内科医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医。2008年筑波大学医学専門学群卒業。国内有数のがん専門病院や消化器クリニックで研鑽を積み、2024年に半蔵門 渡海消化器内視鏡クリニックを開院。AIを用いた食道がん・胃がんの研究にも携わり、現在は内視鏡診断・治療をはじめ幅広い消化器疾患の診療に注力している。
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年齢のせいだと思い込んでいた不調

私は40代に入ったころから、階段を上るだけで息が上がり、いつも体がだるいと感じるようになりました

「運動不足だからだろう」「年齢による体力の衰えかもしれない」と考え、特に気にすることなく約3年間過ごしていました。

 

休日にしっかり休んでも疲れは取れませんでしたが、それでも「年齢のせい」と自分に言い聞かせていたのです。

 

突然のめまいで判明した本当の原因

ある朝、突然激しいめまいに襲われ、立ち上がることさえできなくなりました。家族に支えられて内科を受診し、血液検査を受けた結果、重度の鉄欠乏性貧血が見つかり、これが息切れやだるさの原因だとわかりました。

 

さらに詳しい検査では、胃に小さな潰瘍(かいよう/胃の粘膜が深く傷ついた状態)が見つかり、そこからの継続的な出血が、鉄欠乏性貧血の原因と考えられたのです。

 

 

治療後に実感した体の変化

胃の治療と鉄剤の服用を始めると、数カ月後には体調が改善し、驚くほど体が軽く感じられるようになりました。階段も無理なく上れるようになり、ただの衰えだと思っていた体調不良には明確な原因があったことを実感しました。

 

もっと早く受診していればよかったと、今でも強く感じています。

 

まとめ

日々の違和感は体からの大切なサインだったのだと気付きました。少しでも不調が続くときは、自分だけで判断せず、早めに医療機関を受診することの大切さを実感した出来事でした。

 

医師による解説:息切れやだるさに潜む鉄欠乏性貧血

鉄欠乏性貧血では、息切れやだるさ、めまいなどが現れます。症状が徐々に進むと気付きにくいため、長引く不調を年齢だけのせいにしないことが大切です。

 

鉄欠乏性貧血で起こる主な症状

鉄が不足してヘモグロビンが減ると、全身に酸素を十分に運べなくなり、息切れや動悸、だるさ、めまいなどが現れます。ゆっくり進行した場合は体が慣れ、重症になるまで気付きにくいこともあります。

 

鉄欠乏性貧血の原因

鉄欠乏性貧血は、今回のエピソードのような胃潰瘍をはじめ、胃がんや大腸がんなどによる消化管からの慢性的な出血、月経過多などの婦人科疾患に伴う出血、鉄の摂取不足や吸収障害など、さまざまな原因によって起こります。目に見える出血や胃の痛みがないこともあるため、貧血が見つかった際は鉄を補うだけでなく、原因を詳しく調べることが重要です。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:渡海義隆先生(半蔵門 渡海消化器・内視鏡クリニック 院長)

著者:近藤恵美子/40代女性・主婦

イラスト:アゲちゃん

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年9月)

 

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