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「もう1人産まなくちゃ」子どもは2人以上産まないとダメ?周囲の言葉が気になってしまい…

私は35歳で高齢出産をし、1児の子育て中です。年齢、体力、人生の残された時間のことを考え、子どもは1人と決めました。夫も私の体と思いを優先すると言ってくれています。子どもを産む、産まない、産めない……とてもプライベートなことであり、また時代もそれを尊重する風潮にあると感じていましたが、そんなに世間はやさしいものではありませんでした……。

カウンターパンチは義母から

義母は地方都市に住む第1次ベビーブーム世代の専業主婦です。義母には何度となく「私は弟がいてよかった」「きょうだいはいたほうがいい」と言われました。でも、私がそれとなくもう子どもを産む気はないと伝え続けると、納得したようでした。

 

けれど子どもに向かって「この子が結婚したら子どもをいっぱいもてばいいわねぇ」と言われたのです。「子どもを1人しか産まない私は悪」「きょうだいのいない子どもはかわいそう」と言われているようで悲しくなりました。

 

次は児童館の職員に

育休中は、近所の児童館によく行きました。午前中は利用者も少なく、職員の方とも近しく話をするようになりました。そこで1人の職員の方に「私は子どもが欲しくても授からなかった。あなたは大丈夫よ。頑張ってね」と言われたのです。

 

私に子どもが1人しかいないのは、私が頑張っていないからなのか? どんな事情があろうと、頑張ってもう何人か子どもを産まなければいけないのか? 福祉のプロに「今のままではだめだ」と言われたように感じ、その職員の方と距離を置くようになってしまいました。

 

ついには保育園の保育士にまで

子どもが3歳になるまでは、事業所内保育所を利用していました。規模が小さく、子どものことを細かに見てくれ、保育者と保護者のコミュニケーションも多く感じました。

 

その中の1人の保育士と2人だけになったときに「私は共働きをしながら2人の子どもを育てた。あなたも、もう1人は産まなくちゃだめよ」という話をされたのです。

 

私は「保育者とは子どもと保護者に寄り添ってくれるであろう」と期待していただけに、批判を受けたように感じ、一時期保育園に対しても不信感を抱いてしまいました。

 

 

2人目のことを周りから言われたのも子どもが2歳くらいまでで、一過性のものでした。それでも、悲しい思いをしたという記憶がはっきり残っています。こんな思いをするママがいない世界になったらいいのにと思わずにはいられません。

 

監修/助産師REIKO


著者:小原水月

1児の母。管理栄養士免許取得。「健康が人生をわくわくさせる」をモットーに食と健康の分野でライターとして活動中。高齢出産後、生まれ育った都心を離れ夫の実家がある地方都市へ移住。義母と同居。

 

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      子どもを2人産んだって、3人目は?とよく言われるから全く同じ!! うちは男の子2人だから、3人目で女の子ほしいじゃない?とか、将来的に女の子いたら安心とか言われても、性別選べて産めないし、例え3人目授… もっと見る
      子どもを2人産んだって、3人目は?とよく言われるから全く同じ!!
      うちは男の子2人だから、3人目で女の子ほしいじゃない?とか、将来的に女の子いたら安心とか言われても、性別選べて産めないし、例え3人目授かった時にその子の性別へのプレッシャーも感じるから、
      簡単に言わないで欲しいよね。
      ほっといて、って感じ。 
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      義母に児童館の職員に保育士…
      超レアケースですね…
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      私も同じ様な状況で、子どもを一人しか産みませんでした。現在息子は9歳で、私も仕事上、高齢の方とのお付き合いも多く「もう一人産まなきゃダメだ」「一人っ子じゃこの子が可哀想」など、たくさん一人っ子を否定す… もっと見る
      私も同じ様な状況で、子どもを一人しか産みませんでした。現在息子は9歳で、私も仕事上、高齢の方とのお付き合いも多く「もう一人産まなきゃダメだ」「一人っ子じゃこの子が可哀想」など、たくさん一人っ子を否定する言葉をかけられてきました。また息子自身からも「なんで僕だけ一人っ子なの?赤ちゃん産んで」と言われた事もあります。
      現在、海外に住んでおり、日本人へ息子一人だったので、学校へ通うのが不安で毎日泣いていました。その時も強く「この子に兄弟がいたらよかったのに…」と思いました。
      でもっ!!
      我が家はこの形がベストだと決めたのだから、それを後悔する事のない様に育てて行こう!前向きに捉えています。
      確かに兄弟がいる楽しさ、安心感は与えてあげられませんが、その代わり一人っ子ならではの幸せを与えてあげられるはずです。
      将来も、一人で私達の負担を負わないよう、老後の貯金をしたり、夫婦仲良く健康に!と目標を持ったりしています。
      子どもにも「一人っ子だからこそ、パパとママの時間は全てあなたの為に使ってあげられる」と一人っ子を寂しく感じない様にしたり、「いいお友達やパートナーを見つければ、兄弟以上に支え合えるから、周りの人を大切にしなさい」と教えています。
      なので、一人っ子を可哀想だと言われても、笑顔で「でもうちの子幸せに育ってますから」と答えています。
      それでも色々言ってくる方には「そうですね。じゃあ、もう一人産もうかな」って適当に返しちゃいます(笑)
      一人っ子育児に自身を持って、周りの意見は「それはそれ!」と捉えて、楽しく頑張りましょう!!
      +34 -2

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