寝室から下の子が消えていた
その夜、私の母は年長の上の子と年少の下の子を寝かしつけた後、お風呂に入ったそうです。ところが、お風呂から上がって寝室へ戻ると、下の子の姿がありませんでした。
「あれ? いない!」と慌てた母は、布団の下に潜り込んでいるのではないかと思い、布団をめくって探しました。しかし、どこにも見当たりません。
さらに家の中を確認すると、玄関が開いていることに気付きました。驚いた母は、寝ていた父を起こし、私の弟も加わって3人で家の周囲を探し始めました。
30分探しても見つからず…
実家の前には大きな用水路があり、落ちれば自力で上がるのは難しい場所でした。周囲には畑や田んぼがあり、少し離れたところには交通量の多い国道もあります。家族は必死になって探しましたが、30分ほどたっても下の子は見つかりませんでした。
そんなとき、母がふと「もしかしたら」と思ったそうです。下の子は、母とよく近くのコンビニへ行っていました。そこで、家から300mほど離れたその店へ向かい、「小さい子が1人で来ませんでしたか」と尋ねました。
すると店員さんから、裸足の小さな子どもが1人で店に来たため、目の前の交番へ連れて行ったと聞かされたのです。
交番で無事に発見
母たちが急いで交番へ向かうと、そこには無事な下の子がいました。ただ、私の両親と子どもは名字が違います。そのため、本当に祖父母なのか確認が取れるまで、すぐには引き渡してもらえなかったそうです。それでも、何事もなく見つかったことに、家族は心からほっとしました。
後から話を聞いた私は、実家の前の砂利道を歩き、さらに国道を渡ってコンビニまで1人で行っていたことを知り、改めてゾッとしました。
まだ幼い子どもが、大人の想像もしない行動を取ることがあるのだと痛感した出来事です。幸い今回は無傷で見つかりましたが、一歩間違えば大きな事故につながっていたかもしれないと思うと、今思い返しても胸がざわつきます。
まとめ
この出来事をきっかけに、玄関の施錠を確認し、子どもが簡単に扉を開けられないようにすることや、預ける際には祖父母と孫の関係を確認できるものを用意しておくことの大切さを強く意識するようになりました。そして、必死に探してくれた両親や弟への感謝も、今でも忘れられません。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:佐藤香織/50代女性・会社員
イラスト:おんたま
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年9月)
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