京都の桜を楽しむ日帰りバスツアー。34歳だった私は、彼とルンルンで桜デートを楽しんでいました。ところが、最初にバスが立ち寄った桜スポットでトイレに行った際、私は生理が来てしまったことに気づいたのです。せっかくの彼との楽しい旅行なのに、台無し! 気分が暗くなりました。でも、そんな中、バスガイドさんのおかげでとても楽しいデートをすることができた体験談をご紹介します。
京都の桜を満喫中、突然生理に!
なんとなく朝から体調がすぐれなかった私。でも「今日は彼と、バスツアーで京都の桜デート♡」と気分を盛り上げて家を出たのです。彼とはまだ付き合って日が浅く、お互いルンルン気分でした。
バスは京都の目的地に着き、ひと通り桜を楽しんで、私はトイレに行きました。すると下着が赤い! 私は「まだ生理予定日まで1週間以上あるのに…。生理用品持ってきていないよ! どうしよう……」と、一瞬でパニック状態になりました。
どうしようもなくて、バスガイドさんに相談
一瞬にしてデートどころではない気持ちになった私。しかし、バスツアーなので参加者全員で移動しなければなりません。私はどうしようもなくなり、バスガイドさんに「生理が来てしまったのに、ナプキンを持っていないんです」と相談しました。
すると、バスガイドさんは「次のところまでは、歩きでこの道をまっすぐ行く予定です。もう少ししたら出ますので先に行ってください! 通り沿いにコンビニがあるので、そこでナプキンを買って待っていて。それと、1枚しかありませんが」そう言ってバスガイドさんが持っていたナプキンを手渡してくれました。
彼にも生理のことを伝え、一緒にコンビニへ
付き合って日の浅い彼に、生理のことを伝えるのは恥ずかしかったのですが、伝えて、一緒にコンビニまで急いでもらいました。私は、ショーツとナプキンを買い、すぐにトイレへ。ズボンに経血が染み込む恐れのあったショーツを着替え、ナプキンをつけることで、やっと私は平穏な心を取り戻したのです。
もし誰にも相談できずにひとりで悩んでいたら、表情に出てしまって、彼との関係性もギクシャクしていたかもしれません。バスガイドさんの計らいのおかげで、私はこのあとも、別の桜スポットやお土産選びを楽しみ、バスツアーを満喫できました。とても感謝しています。
予定外に生理が来てしまったという話はよく聞きます。でも、今までは、他人事のように聞いていたのを、反省しました。実際に身に起こると、こんなに心を取り乱すなんて……。私もバスガイドさんのように、「私にできることはないか」という視点で困っている相手に寄り添いたいです。