仇をとる
ママ友とその息子さんと一緒に、戦いごっこをしながら遊んでいたときのことです。私が息子さんにやられるというシーンの際、「お母さんやられちゃった。〇〇ちゃん、お母さんの仇をとってきて」と言うと、次女はおもむろに走り出しました。
そして「お母さん、取ってきたよ!」と、マッサージグッズを渡してくれたのです。「仇」という言葉がわからず、「肩たたき」だと思い、マッサージグッズを取ってきてくれた次女。
最初はなぜマッサージグッズを持ってきてくれたのかわかりませんでしたが、言葉の間違いだと気がついたときにはママ友と大笑いしました。
お鼻をチンして
次女の鼻水が垂れていてティッシュで拭きとってほしかったので、「お鼻をチンしてきて」と声をかけました。そのとき次女はティッシュを取りに行ったのではなく、キッチンに向かい「お母さん、届かない」と言いました。
私は次女がティッシュを探しているのかと思い、「ティッシュはキッチンにはないよ」と教えたところ、次女はレンジをずっと指差し「お鼻チンする」と言ったのです。
私は温めることをいつも「チンする」と言うので、なんと鼻を温めようと思ったみたいです!
OK Google
わが家のスピーカーは、話しかけると音楽を再生したり、天気を教えてくれたりするスマートスピーカーです。「OK Google、今日の天気は?」などと話しかけると、こちらの指示に従ってくれます。長女はこの機能を使いこなしていて「OK Google、〇〇の曲をかけて」とよくお気に入りの音楽を再生しています。
しかし、長女のように言えない次女は、いつも「OKグルグル、〇〇かけて」とスピーカーに命令。それではスピーカーも反応してくれません。いつになったらGoogleと言えるようになるのでしょう。
どうやら次女は、自分の知らない単語は知っているものに置き換えてしまうよう。小さい子の言葉の間違いや言い間違いは、とてもかわいいと思います。ご紹介した間違いはとてもおもしろいと思ったので、大きくなっても忘れたくないので、書き残しています。大きくなったら「こんな間違いしていたんだよ」と伝えられるように。
著者:小川恵子/女性・主婦。8歳と5歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
作画:おもち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています