転職して入社した会社の上司が50代の男性で、女性の生理休暇に理解のない人でした。できるだけ休まないようにしていても、どうしてもつらい日はあって、会社に休暇の連絡するのがとてもおっくうでした。そして、次に出社したときには「そんなに生理痛がひどそうに見えないのにね、キャラもそんなだし」と言われたのです……。
男性には理解されないと思い込んでいた
私は「生理痛は誰にだって起こり得るのに、なんて理解がない上司なんだろう」と当初は怒り心頭でしたが、「まぁ…男性にわかるはずがないか」と諦めていました。
というのも、昔付き合っていた人に「生理痛って便利な言葉だよね。すぐ休めるし、周りに甘えられるし。女は得だね」とひどい言葉を言われたこともあり、「男性は生理痛を理解することはできない」と自分の中で思い込んでいる節があったのです。
勝気でも男勝りでも生理痛はツラい
私は普段とても声も大きく強気な性格で、よく笑う活発なキャラで通っています。だけど、生理前~生理2日目くらいまでは、話をすることすらつらくなるほど、下腹部痛や頭痛、腰痛などPMS(月経前症候群)の症状がひどく、本当は生理休暇も3日程度、取りたいくらいです。
でも、上司や元彼の言葉から、「女はすぐ生理で甘える」という言葉がしこりのように残っていて、自分の中に「私はやはり甘えているんだろうか。生理休暇を取らない人もいるのに…」とモヤモヤした気持ちを抱えていたのです。
婦人科に相談してみることに
そんな経緯もあり、生理痛がひどくても出勤したある日、女性の先輩が「生理痛つらそうだね」と声をかけてくれました。「上司があれじゃ、休めないよね。それで辞めた人いるんだよ~」とのこと。
「生理痛もつらいですが、理解してもらえないことのほうがツラいです」と答えると、「病院は行ったことある?」と先輩。「あるんですけど、お薬をもらうだけで…」と答えると、「そうなんだ、医師に今の状況を相談してみたら? 何かいい反撃方法があるかもしれないよ」とアドバイスをくれたのです。
生理痛への理解がない男性への反撃方法とは?
アドバイスの通り、私は担当医師に、生理に対して職場の理解がなくて困っていることを相談すると、「完全に理解してもらうのは難しいかもしれないですが、あなたの場合は、生理前にはこんな症状が出て、1~2日目はこういう痛みや症状がある、と具体的に伝えておくと、少しは理解してくれるかもしれませんよ」と助言をいただきました。
そこで私は、次の生理が来る前に、意を決して、男性上司に痛みの内容をくわしく伝えてみました。すると、上司は「そうか、腹痛だけじゃないんだね。貧血もあるし、頭痛や腰痛まで……。いろんなところに、痛みが出るんだなぁ」と驚いたようでした。そして、それからはしんどそうにしていると、「帰って休むか?」と声をかけてくれるまでになったのです!
今では仕事も配慮されるようになり、とにかく気持ちがラクになりました。「こういう痛みでツラいんです」と具体的に知ってもらうことで、こんなにラクになるんだと私自身も驚きました。これに気づいてからは、生理痛のつらさを周りにオープンにすることの大切さを実感しました。
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