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コロナショックに困惑…進学資金などの積立で今やらないほうがいいこと!

ファイナンシャルプランナーの大野先生が、新型コロナウイルスの影響がある今の積立の考え方について教えてくれました! 積立運用の場合は価格下落時にもメリットがあることや、当初の目的を思い出すなど詳しく解説!

この記事の監修者
監修者プロファイル

ファイナンシャルプランナー大野高志

1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計 代表取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
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進学資金などの積立のイメージ

 

新型コロナウイルスの影響で株価の下落や為替相場の変動が伝えられることが度々ありましたが、現在NISAやiDeCo、変額保険等で積立運用をされている方で不安に思っている方もいらっしゃると思います。しかし慌てて解約したり、中断したりしてしまうと今後の運用状況にさらに悪い影響を及ぼす場合もあります。

 

そこで、長期的視点に立った積立運用の考え方についてお伝えします。

 

積立運用の場合は価格下落時にもメリットがある

NISAやiDeCo、変額保険等の積立運用をしている場合は、価格下落時にもメリットがあります。積立運用は多くの場合、毎月決まった金額(例:月1万円)を積み立てますが、価格が下がっている時には購入数を多くすることができる仕組みです。この仕組みをドル・コスト平均法と言います。例を挙げると、ある会社の株式を毎月1万円積立とします。値動きは以下のとおりです。

 

ある会社の株式(毎月1万円積立)の値動き

 

この場合、1月と比べ4月の株価は10%下がっていますが、株価が下がった時期には購入できる株数が増えます。上記の例の場合、4カ月間に購入した株式の合計時価は43,110円と購入額の40,000円(4カ月×1万円)より約7.7%も増えた結果となります。

 

この考え方はすべての局面で当てはまるわけではありませんが、長期の積立投資であればこのように相場下落の局面もプラスに働かせることができます。
 

積立運用を継続する場合は当初の目的を思い出す

NISAやiDeCo、変額保険等の積立運用をしている方は、お子さんの進学資金や老後の生活資金などの目的を持って取り組まれていることが多いと思います。その場合は、ある程度の長い期間を前提にされているでしょうから、月々の掛金に無理のない場合には、継続を前提とされることをおすすめします。新型コロナウイルスの影響などで掛金の支払いが難しい場合や投資対象の今後の見通しが厳しい場合はその限りではありません。

 

これから運用を始めようと思った場合は

相場が安くなったことで、これから運用を始めようと思った方は、NISAやiDeCo、変額保険等の積立運用であれば、始めるタイミングはあまり問われませんが、まとまったお金を運用する場合は新型コロナウイルスの影響が長引いた場合に相場がさらに下がる可能性もあることは覚えておきましょう。このような情勢で銀行や証券会社などから勧誘を受けるケースもあると思いますが、自分で判断できないことや理解できない運用は避けるようにしましょう。

 


今回の経済状況は今年1月までは想像できませんでしたが、生活環境やお手元の資金が変わらない限りは、積立運用の継続を前提として検討されることをおすすめします。なお、金融商品のご購入に際しましては、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願いいたします。
 

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